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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

キャプテンクックが「引き返せ」と言った入り江

アンカレッジ出発が15時ですが、
まだ真昼のような明るさです。
そのころは暗い夜がない白夜、
夜でも明かりなしで歩けました。

アンカレッジの市内をでると、
ターンアゲイン入江沿いに通ります。
アンカレッジから東に延びる
チュガチ山脈とキーナイ半島の間にあります。

その昔キャプテンクックが来たとき、
彼らの一行は船でいける入り江や川を
一つ残さず探検して記録に残しています。
当時は地図もなかったので、探検して、
記録を残して、地図を作っていったようです。

この努力が北米を英国の領土、
そして英語圏へと導いたわけですが、
ロシア人がそのままアラスカを持っていれば、
ここだけはロシア語圏になっていたかも?
それともフランス人が少し早く進出したら、
カナダとともにフランス語圏になっていたかも?
歴史は大きく変わったことになります。

ここに入ったキャプテンクック一行は、
細長い入り江を通り抜けれると思いましたが、
40km以上も中に入って初めて、
行き止まりと知り「引き返せ!!」
Turnagain=ターンアゲイン入江と名付けました。

せっかくここまで来たのに悔しかったでしょうね?
でも引き返すのも大変だったようです。
というのもここは世界でも1,2番と言われる、
海の干潮差が激しいところです。
その干潮差は10m以上あると言われています。

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   ターンアゲイン入江 by wiki




アラスカの夏の足「パークコネクション」

パークコネクションは夏の間だけ、
アンカレッジとデナリを中心に、
運行されているバスです。
途中観光の説明はありませんが、
ドライバーによってはチップが欲しいので、
いろいろと案内するひともいました。

クルーズ船や飛行機で来た観光客が、
レンタカーしなくても動けるように、
クルーズ船が到着するウィッティアや
観光地としても人気があるスワードと、
アンカレッジ、タルキートナ、
そしてデナリ国立公園を結んでいます。

これならツアーで来なくても、
バスで移動することができますね。
アラスカクルーズに乗船する人は、
みんなツアーでくるとは限りません。

アラスカクルーズだけを利用して、
そのまま飛行機に乗る人も利用していました。
もちろんアラスカ鉄道という手もありますが、
クルーズ船からそのまま列車にのって、
デナリに一日で行くことは不可能でした。

でもこのバスならその日のうちに、
アンカレッジに泊まることなく、
タルキートナやデナリに移動できました。
ホテルのゲストのみならず、
それぞれのリゾートホテルで働く人たちも、
移動や観光に利用していました。

というのもホテルで働いていると、
半額になる割引がありました。
また系列の会社で働いていると、
無料とかもっと割引もあったようです。

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  アラスカの風景 by Tripadvisor




近くて遠いようなスワード

アラスカに住んだことがあるシェリーと
同じ日に休みをとり、スワードまで行きました。
行くだけで一日かかってしまうので、
二日しか休みのとれない私たちは、
三日目を遅番にしてもらいました。

ディスパッチのジョイに聞くと、
朝アンカレッジ行きのバスがあるので、
そこまではホテルのバスを利用しました。
その分安く上げることができます。

このバスは私のいるホテルには寄らないので、
タルキートナかアンカレッジでしか、
利用することができませんでした。
それならアンカレッジまで行く方が便利です。

アンカレッジに到着すると、
バスドライバーにチップを渡します。
仲間だからこそ、チップは必要ですね。
バス代が浮いた分をチップで渡します。

アンカレッジに前日に泊まって
7時出発のバスを利用すれば、
スワードには9時半に到着します。
一日十分に行動することができますが、
ふたりとも仕事が終わってから、
その日のバスに乗ることは不可能でした。

アンカレッジに前泊か後泊か相談して、
スワードの後に泊まることにしました。
それならホテルに戻って遅番で働けるし、
二日間の休みで何とか旅行できます。

アンカレッジの出発は15:00です。
それまで二人で食事をすませて、
買い物もないけど、ブラブラしました。

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   アラスカの風景 by Tripadvisor

アラスカを知っているシェリーと小旅行

アラスカは日本の国土の約4倍、
アラスカに行ったといっても、
一度に全部見るのは不可能です。
それまでデナリを中心に、
アンカレッジやフェアーバンクは、
何とか足を運ぶこともできましたが、
それ以外の土地には全く行っていませんでした。

その年どうしても行きたかったのが、
アラスカ鉄道の始発となっているスワード
現在アラスカ鉄道はアンカレッジが基盤、
フェアーバンクスまでは夏は毎日運行していますが、
スワード行きとはその日に連絡していません。

私がいたリゾートホテルからスワードに行くには、
レンタカーかバスに乗っていくのが一番でした。
幸い夏の間はスワードまで一日で行くことができます。
ここからクルーズ船に乗る人もいるので、
デナリとスワードを結ぶバスが運行していました。

今回一緒に行ってくれるのはシェリー、
もともとオレゴンに住んでいたシェリーは、
まだ若いころレンジャーをしていた旦那さんと、
アラスカに10年住んだことがありました。

去年アラスカに戻ってきたときは独身、
パブリックアテンダントと呼ばれる
館内の掃除を担当していました。
でもとっても人当たりが良いのと話好き、
アラスカのことを良く知っているので、
ゲストにいろいろなことを教えていました。

今年はゲストパブリックサービスに昇格、
メインロビーにある暖炉に火をつけたり、
外のキャンプファイヤーの担当していました。
そしてそこにいるゲストと話をしながら、
火を絶やさないようにするのが仕事でした。

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  アラスカの風景 by Tripadvisor

アラスカの「郡」の表記

アメリカの住所は日本と違って、
通り名で表しています。
番地、通り名、市町、そして
アラスカ州という順序になります。
日本でいう郡や区に当たるものは、
住所としては表示されません。

しかし行政的なものとしては、
大都会でも「郡」に当たるものがあります。
例えばあのロサンゼルス市は、
ロサンゼルス郡の郡庁所在地です。

アメリカの殆どの州では郡を表すのに
「County」という単語を使用しますが、
アラスカでは「Borough」を使います。
英国では「バロ」と発音しますが、
ここでは「ボーロ―」の方が近いです。

アラスカ州で日本の4倍あっても、
人口はわずか75万人足らず、
主な都市以外は人口が点在しています。
そのためこの州を管理する区域としての
郡部「Borough」があります。

列車に乗っているとその区域が分かります。
Mat-Suを抜けたらDnaliに入ります。
そこには、北米で一番高い山があります。

このMat-Su郡と西側で一部隣り合っているのが、
Yuko-koyukuk国勢統計区です。
アラスカで人が殆ど住んでいない区域では、
国勢調査統計のために区分された地域があります。
郡としての行政機関はありません。
しかしアメリカで最大の区域になり、
小さい州よりも大きいそうです。

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    パーマーから見えるデナリ