地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

ボランティアの食事をどうする?

ボランティアの人たちに食べさせる食事を
調理できないというのは大きな問題です。
サンディエゴのグループはどうするか、
その日のうちにミーティングを開きました。

シャワーが浴びれない、水が飲めない!
年配の人たちは特に病気になりやすいので、
予定を繰り上げて帰宅することになりました。

同じカルフォルニアと言っても、
サンディエゴまで6時間はかかります。
その日の午後に出発する人もいましたが、
夜に運転するのは危ないというので、
翌日に帰ることにした人もいました。

ボランティア活動も中止され、
慌ただしい雰囲気に包まれました。
事務所では原因追求も必要ですが、
来週のグループをどうするか
リーダーの人たちが話あっていました。

施設にはいくつか井戸があるそうです。
ひとつが渇水した時に困るので、
2本あるけど、3本目を建設中だそうです。
メインの施設で使っている井戸から
大腸菌が見つかったそうです。

スタッフの住居で使用している井戸は、
問題がないので食事も作れます。
でもそこで皆の分を作るような
設備は整っていませんでした。

その日私はDTSの学生さんたちに
一緒に食事をするよう誘われました。
台所にある材料で調理するので、
食べにおいでよと言われたのです。

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   ボランティアした施設の台所



水道水から大腸菌が

サンディエゴから来たグループが、
ボランティアをしている週の半ば頃、
施設では大きな問題が発生しました。
施設の水道は何百メートルも堀った
地下水を利用していますが、
そこから大腸菌が出たというのです。

施設にはスタッフやボランティアを入れると、
100人以上の人たち滞在しています。
このような施設では定期的に
水道水の水質検査が義務付けられています。
最後の検査で大腸菌が発見されたという
連絡が保険局からあったそうです。

私達は毎日この水で調理された物を食べ、
そのまま飲料水として利用していました。
顔を洗ったり、歯を磨いたりしていましたが、
私が来てから誰も「お腹が痛い」と
訴えた人はいませんでした。

食堂に皆が集まると施設のリーダーから
保健局の連絡と健康状態について
詳しく説明と報告がありました。
早速先週来たミシガンのグループにも
電話を入れて訪ねたそうですが、
下痢などの症状はでていないそうです。

大腸菌が発見されたともなると、
その水で調理することはできません。
もちろん生水で飲むこともできません。
早速施設では大量の水を購入して、
それを飲むように言われました。

一度沸かせば菌は死んでしまいますが、
シャワーの時に口に水が入らないように、
うがいや歯磨き、手洗いなどは、
充分注意するように言われました。

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    ボランティアする人たち

ルームメイトになったエラノア

エラノアはすでに70歳近い女性でした。
とても学識があるように見えました。
大学で教えていたこともあるとか、
ソーシャルワーカとして働いていました。

彼女は足が悪く、長い時間は
ボランティアできないと言っていました。
それでも毎年ここに来るそうです。

彼女の趣味は旅行すること。
すでにいろんなところは行きましたが、
今は普通の旅行には興味がないそうです。
毎年カナダの北部に小さなグループで
探検旅行するのが一番の楽しみとか。

サンディエゴにある旅行会社が
企画する特別のツアーで
旅費が100万円ぐらいはするそうです。

宿泊施設のないような所でも、
暖房がる特別テントが設置されます。
水や電気もそれほど不自由なく使えます。
そんな所でないともう寝れないので、
高いツアーになってしまうようです。

そこまで行くセスナもチャーター、
カナダのイエローナイフまでは
定期航空路があるのでまずまずだけど、
そこから先の航空券代だけで
数千ドルするときもあるそうです。

すでに旦那さんは先立ってしまい、
今は女友達と暮らしているそうですが、
そんな優雅な生活ができるのですね。
私の旅行とは全く異なりますが、
共通の話題で花が咲きました。

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   サンディエゴから来たグループ



ドミトリーでなくて良かった

サンディエゴから来たグループは
比較的、年配の方が多かったですね。
ジャニスは二人の子供が成人したので、
ボランティアに来るようになりましたが、
子育ての時期にはちょっと無理ですね。

ここでのボランティア活動は
すでに2年分予約が入っているそうで、
このミッショナリーの中でも人気あります。
一度申し込んだら、人数が変わらないように
注意しなければなりませんが、
申込者が多くて断ることもあるそうです。

ひとつのグループで何人ぐらいという
制限も設けているようですね。
私のように個人で来る人も多い、
宿泊できるベッドの数は決まっているので、
私のようにギリギリで申し込んで参加できたら、
本当にラッキーなのかもしれません。

宿泊施設はいろんなタイプの部屋があり、
2人用はカップルを優先するそうです。
2部屋でバスとトイレをシェアーします。

ドミトリーは10人以上の部屋です。
まるでユースホステルのようなものです。
男女分かれていますが、
その時の申し込み人数で部屋割りされます。

私も最初はドミトリーだったようですが、
英語が話せないといけないからというので、
前の週は3人部屋を当てが割れました。
今週はこのエラノアが大部屋は嫌というので、
私が一緒にシェアーすることになりました。

トイレもシャワーも共同ですが、
ひとりでいるより良かったです。
シェアーする方が友達にもなりやすいし、
その人を通じてグループと仲良くできます。

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   サンディエゴから来たグループ

サンディエゴから来たグループ

日曜日はDTSの学生さんたちと
施設内でだらだらして過ごしました。
午後になると施設は少し賑やかになります。
翌週からボランティアする人たちがその
施設に次から次へと到着します。

今度やってきたのはサンディエゴのグループ。
やはりある教会に所属する皆さんでした。
この人たちは年に二回ここに来るそうです。
その時によってメンバーは異なりますが、
ジョーンズ家族を中心に構成されていました。

ジョーンズパパとジョーンズママは
すでに70歳を越えた老夫婦でした。
すでに金婚式を越えたというのですから、
その仲の良さがわかりますよね。

ふたりの娘さん(ジャニスとジョイ)
ジャニスは旦那さんと来ていましたが、
私と同じくらいの年齢なので、
すぐに仲良くなることができました。

ジョーンズパパは海軍にいたので、
家族は日本に暮らしたこともありました。
子供の頃日本に滞在していた思い出を
私に良く話して聞かせてくれました。

その後ハワイに転勤になったそうですが、
もちろんここも日本人が多いですよね。
そのせいかひとりで来ている私を
まるで仲間のように扱ってくれました。

ジョーンズパパがリタイヤすると、
家族でサンディエゴに移ったそうです。
ハワイではあまり良い仕事もないですが、
湿気の多いハワイの気候が
あまり好きになれなかったそうです。

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     知合ったジョーンズ家