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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

Cache Creekの砂金は「神さまの隠しもの」

途中から未舗装のピターズビルロードを
車に揺られて1時間ほど走っていくと、
今回の目的地の到着します。

Cache Creekは幅5m以上はあり、
日本で言ったら川の領域に入りますが、
広い割には浅瀬が多いようです。
比較的水量の多い流れでも、
川と呼ばれる物に比べたら小さいです。

発音だけ聞いているとCashと間違いそう、
金が見つかったからCash Creek ではなくて、
Cacheには隠し場とか貯蔵品、
そして隠してある貴重品という意味があります。

まさに金は神さまが地球に隠した貴重品、
アラスカの原野に隠してあるなんて、
ロシアの毛皮ハンターたちは知る由もなく、
アメリカに売ってしまったのです。

ここに来るまでは人里離れた所で、
誰もいないかと思っていたのですが、
ちょうど夏休みに入ったこともあり、
キャンピングカーをいくつも見かけました。

よくこんな車で来れたなと思いますが、
道路には砂利が入っているので、
タイヤを取れることはないかもしれません。
それでもちょっと中のトレイルに入ると、
4WDの車でも装備をしたり、
仲間と連れ立って行かないと危険だそうです。

ここにはキャンプ場もなければ、
電気なんてもちろん通っていません。
食料は自分で持ってくるしかないですね。
川の水は安心して使えるようです。

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砂金探しができるCache Creek by tripadvisor



砂金探しツアーに参加する

このツアーはまずトラッパークリークまで来ると、
ハイウェイ沿いにあるガソリンスタンドで、
トイレストップの時間をとりました。
これから先まともなトイレはひとつもありません。
コーヒーや軽食を楽しむこともできます。

ピーターズビルロードの道路の両側には、
昔入植した開拓団の人たちの住居があります。
現在農業をしている人はいませんが、
夏の季節と冬の季節は温室を利用して、
家で食べる野菜を作る人も多いです。

約6マイルの地点がムースクリークです。
この辺りまでは民家も点在しています。
ハイウェイ沿いは電気も通っていますが、
少し中に入ると電気も水もありません。
ソーラーとラジエーターで発電しています。

いくつか宿泊可能なロッジもありました。
この辺りはデナリ国立公園の南側に当たり、
デナリが良く見える場所が数か所あります。
ハイウェイや公園内から見るよりきれいですね。
もちろんリッチは写真ストップしてくれました。

時には道路沿いに野生動物が見られます。
私たちは幸運にもムースを見ました。
私は見慣れているムースですが、
アラスカに数日しか滞在しない観光客は
野生動物が見られるだけで興奮しています。

未舗装道路になるとガタガタで、
車は左右に結構揺れることもありました。
車に弱い人は酔い止め薬が必要ですね。
でもデナリの素晴らしい景色が見られ、
これから金探しともなれば、
このツアーに参加する価値はあります。

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     途中にはこんな景色も


金が見つかったピーターズビル

Black Bear ATVには一日ツアーもあります。
その場で申し込むことはできませんが、
1日65マイル(約105km)を走ります。
このツアーでは元金鉱山があった
ピーターズビルへ続く道路を利用します。

私は実際にこのツアーには参加しませんでしたが、
舗装された道路はATVでは走れないので、
舗装された部分だけ平行するATV用の道を使い、
未舗装の所はそのままATVで走行するようです。

私はこの道路を通ったことがあります。
一応4WDでの走行を推薦していますが、
乗用車やキャンピングカーも見ました。
私は砂金探しのツアーで通りましたが、
その時は10人乗りのハイエースでした。

デナリゴールドツアーを催行しているのは、
この道路沿いに住んでいるリチャードです。
彼はアラスカ生まれのアラスカ育ちで、
金を探して採掘するプロスペクターをしていました。

現在は夏の間は砂金探しのツアーを催行、
息子さんと二人でガイドも兼ねていますが、
ツアーがないときやシーズンが終わると、
プロスペクターに戻るそうです。

トラッパークリークという地名の如く、
ハイウェイができる前は、
毛皮を取るハンターが来ていました。

そんなアラスカの荒野が一変したのは、
1898年砂金が発見されてからです。
数年後には金鉱がオープンしますが、
道路が完成したのは1920年のことでした。
当時はこれがデナリに一番近い道路でした。

Petersville3[1]
   ピーターズビル by wiki


アラスカの足 ATV

デナリ州立公園の近くには、
ATV用のトレイルがいくつかあります。
自分のATVを持ってきて
自由に乗ることが許可されています。

ATVは舗装された道路を走れません。
そのためにパークスハイウェイの横には、
ATVが利用できる道がつています。
もちろん舗装されていないし、
上り下りも道路より激しいので、
ATVに乗るにはコツがいりますね。

ツアーではガイドが先頭にいるので、
それほど心配はありませんでしたが、
良く知らないと道に迷ってしまいそうです。
ガイドは植物や動物について案内するだけでなく、
私たちがちゃんと後から付いてきているか、
怪我などしていないかと安全を確認していました。

比較的安全なツアーだと思うのですが、
ひと夏に何人か事故で怪我をしました。
割と太った年配の女性の人が多く、
多分ATVが転倒して怪我したのでしょうね。
一度転倒すれば、重たい乗り物なので、
骨折などの大きな事故が多かったです。

ATVツアーアラスカの何処でもやっています。
タルキートナでも2~3件ツアー会社がありました。
なかにはツアーに参加しなくても、
レンタルして乗ることが出来るところもありました。

シーズンの終わりごろになると、
中古のATVを販売していました。
まだ乗れてもツアーでは使えないようです。
これを買ってアラスカを縦断してみたいような、
でも雨が多いので長期では無理ですね。

getlstd-property-photo_rotated_90[1]
   ATVツアー by tripadvisor


ATVは自己責任ですよ

ATVのツアーが始まる前に、
「事故の際は自己責任」という同意書に
サインをしなければなりませんでした。
アメリカは何でも責任問題ですからね、
用紙に署名してもらわないと、
いざというとき莫大な費用を請求されます。

ヘルメット、手袋とマスクをつけたら、
それぞれにATVが当てがわれます。
リーダーを先頭に一列で行動するので、
経験者や若い人、男性を前に置きます。
そして一番最後も道に迷わないように、
なるべく頼りになりそうな人を置いてました。

一応雨靴も用意されていました。
雨が降っていない日でも
走っていると水たまりが沢山あって、
泥が跳ねたりすることも多いので、
雨靴に履き替えた方が安全です。

簡単な操作方法を教えてもらい、
リーダーの所まで走りません。
皆が揃ったら並んで出発しますが、
要所要所で止まって案内してくれました。

Black Bear ATVという会社名なので、
熊が見れるかと期待する人が多いですが、
観光客が来るピーク―シーズンは、
森の奥や山の上の方に移動するので、
熊を見るチャンスは少ないようです。

ブンブンブーンとエンジンをふかします。
走っているとそれほどうるさくもないけど、
何台もATVがやってくるのですから、
さすがの熊もその音に怖くなってしまい、
何処かに逃げてしまうそうです。

black-bear-atv-adventure[1]
   ATVツアー by Tripadvisor