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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

ヒスパニック系季節労働者

プロセロはアメリカとメキシコの
両国にお墨付きをもらった労働者です。
多いときはその半数以上の63%が
カルフォルニア州で働いていました。

プロセロの契約は3年間ですが、
一回につき半年の制限がありました。
果実、野菜、綿花は出荷時期があります。
長期滞在できないプロセロたちは、
一日の労働時間をできるだけ長くして、
お金を稼ぐようにしていました。

どの農作業も単純ではありますが、
夏期は40℃以上の炎天下で
乾燥した「灼熱地獄」のような環境で、
背を曲げたままの重労働が続きました。
さらに大量の農薬・肥料が散布され
労働者は皮膚病に悩まされたそうです。

アングロサクソンの半分以下の賃金でも、
メキシコでは収入のない労働者たちは
契約が終わっても帰国しないで、
不法滞在して働き続けた者もいます。

それらをウェットバックと呼んでいます。
プロセロの契約できなかったものも
この中に含まれていますが、
最高時には年間100万人以上いました。

ウェットバックの賃金は、
プロセロの半額にもなりませんでした。
それでも働きたいメキシコ人労働者、
労働力を確保して、賃金を抑えたい
カルフォルニア農場主たちを取りなす
会社もたくさん作られたそうです。

こうやってメキシコ人労働者が、
カルフォルニアに蓄積されてきました。
現在カルフォルニア州の人口のうち
ヒスパニック系が一番多いです。

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    施設でボランティアをする人たち

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2 Comments

管理栄養おたぬき says..."本日の記事を読んで"
思い出したのが、遥か昔のドラマ「ルーツ」
そして「風と共に去りぬ」
他にも降雨いう題材の(もしくはシーンが出て来る)ドラマ、映画。

どんな仕事でも労働力が必要でも、劣悪な環境というのか。
昔のような奴隷という言い方はなくとも、近いものもあるのでしょうか。
マイナスイメージばかりが浮かんで来てますが
そんなことはないよ、だといいのですが。

いずれにしても身近にあるあれもこれも、こういう労働がなければ
手元にないものであり、そう考えるととても深いお話でした。
2018.02.26 21:50 | URL | #- [edit]
takechan0312 says..."管理栄養おたぬきさんへ"
コメントありがとうございます。
ボランティアをする前に、
グレイハウンドでアメリカ一周をしました。
その時初めて奴隷が連れてこられた港や、
プランテーションがあったところへも行きました。

アメリカにとって奴隷制度は、
インディアンとの問題と同じく、
アメリカの歴史で忘れてはいけないこと。

カルフォルニアは独立後に加入しますが。
ぞれ以前はメキシコの領土だった所です。
カルフォルニアの農業を説明するために、
簡単に奴隷についても書いておきました。

と言うか自分が納得しないと、
やはり記事に書くことができないので、
これは私のアメリカ歴史勉強でもあります。


2018.02.27 14:15 | URL | #- [edit]

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