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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

砂金の重さを知っていますか?

何十オンスという重たいナゲットが
あちらこちらに埋まっていたら、
すぐにおお金持ちになれるでしょうね。
現在の相場は1オンスあたり1300ドル位。
日本円で15万円ぐらいになります。

どんな小さなナゲットでも、
まあ1か月分ぐらいの給料になるかな?
山の中でキャンプをしていたら、
食料品だけあれば何とかななるかな?
と言っても私には無理ですけどね。

仕方ないから砂金を探すか?と思っても、
砂金の重さってどれぐらいあるのでしょうね。
グラムもあったら良いのですが、
1粒0.0005~0.002グラムしかないそうです。

一回のパンニング(お皿に泥をすくって、
泥を流しながら砂金を探す作業)をしても、
1回に10粒の砂金が見つかったとしても
良くて0.02グラムぐらいしかありません。
最低50回この作業を続けないと、
1グラムの砂金にならないということです。

現在1グラムの金で相場5000円もしません。
これでは1回の作業が100円あたりということです。
慣れれば作業も早くなることでしょうが、
素人だったら1時間で10回ぐらいですか?

と書けば誰にも邪魔されずに大自然の中で
砂金探しも悪くないと思う人がいるかもしれません。
でもアラスカの大自然はとても厳しいです。
夏と言っても雨も多いし寒いしね、
そんなところで冷たい川に使っての仕事は、
日本で真冬に仕事をするようなもの!!!
普通に働いた方が良いですかね。

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       砂金の重さは?


折角アラスカに来たら

折角アラスカ来たら「金を見つけたい」
と願う人はとても多いと思います。
私も友人と砂金探しに行ったこともあります。
とりあえず公共の土地では、お皿を持って
砂金探しをするのは許可されています。

スーパーやガソリンスタンでも、
簡単な砂金探しキットが売っています。
ショベル、バケツにお皿ですね。
これで大金持ちにはなれませんが、
旅行中に楽しむことはできますよ。
楽しみながら砂金を探す人たちを
レジャープロスペクターと呼んでいます。

かつて砂金が発見されたところや、
現在でも金鉱が近くにある所では、
採掘権をとって砂金を探している人もいます。
採掘権のない場所との境界線が分かりづらく、
争いのもとになっているそうです。

デナリゴールドツアーを催行している会社も、
砂金探しした川沿いに採掘権を持っています。
その中で観光客に探してもらっているようです。

その周辺では比較的おおがかりの設備を
ラジエーターで動かしていた人もいれば、
ワイワイと家族でやっている人もいました。
旅行者には砂金が見つかることよりも、
砂金探しの体験をすることが楽しいです。

アラスカのハートと言われるフェアバンクスは、
現在でも稼働している金鉱がいくつかあります。
その中のひとつは観光客に開放されています。
ツアーに参加すると、砂金探しの体験だけでなく、
アラスカと金の歴史を知ることができます。
私もまだ行っていないので参加してみたいです。

Guinness-world-record-gold-panning-5-Nov-2016-3[1]
  一攫千金の夢は実現するかな?


砂金と言うけれど、、、

このピーターズビルで発見された金は
小規模のプロスペクターによるものですが、
今までに20万オンス以上産出されました。

金の単位はトロイオンスと呼ばれるものです。
1オンスが31.1034グラムになります。
20万オンスと言えば、約6220KGです。

1867年アメリカがロシアから
アラスカを購入した金額720万ドルを
2016年現在の貨幣相場になおすと
1億2300万ドルになるそうです。

金相場を1オンス1300USドルとして、
20万オンスなら2億6000万ドルです。
すでにここの金の産出量だけで、
ロシアからの購入額を賄うことができます。

金を探す人を「プロスペクター」と呼びます。
金だけでなく鉱石や宝石、そして株など、
お金になるものを探している人のことです。

ナゲットと呼ばれる金塊が見つかることもあります。
今までアラスカで見つかった最大の物は
1998年ルビーで見つかった294オンス
一個で4000万円ぐらいするんですよ。
そういう一角千金を狙う人が、
世界中からアラスカにやってきています。

大がかりな機械を使ってやりたい人は、
マイニングクレームと呼ばれる採掘権を買います。
アラスカでは採掘権を売買したり、
権利を借りて採掘することもでるようです。
でもそれなりの資金と運がないと、
利益を生み出すまでは難しいようです。
何せ厳冬期には仕事になりませんからね。

Gold-in-Pan[1]
   砂金がたくさんあるかな?



砂金ツアーの後はホットドッグで!

砂金を探すためのお皿の中に、
金色に光る粒をいくつか見かけましたが、
それだけではツアー料金のもとは取れません。

それでも砂金探しのコツを教えてもらったり、
素晴らしいデナリの姿を見ることができたり、
野生動物や高山植物をみるだけで、
このツアーに参加する価値はあります。

ましてやパークスハイウェイを通っただけでは、
アラスカの雄大や景色を堪能することはできても、
アラスカに入ってきたプロスペクターたちの
歴史について触れることはできませんね。

パークスハイウェイが完成するまでは、
デナリ国立公園に近づける最短の道でした。
ここを通って広大は原野を描くために、
やってきた絵描きさんたちも多いそうです。

あのキャプテンクックがアラスカに来た時、
まだ道路もなく、砂金も発見されていませんが、
彼は奥へのルートを探すために、
川沿いにこの近くまでやってきたそうです。
ガイド兼ドライバーのリチャードは、
ここまでの道のりで歴史について話てくれました。

私たちが砂金探しに夢中になっている間、
彼はスナックの用意をしてくれました。
ガスのBBQを使ってホットドッグです。
好きな飲み物とスナックが選べます。

レインディア―(トナカイ)かビーフで
作られたソーセージを焼いてくれました。
この時だけはベジタリアン返上ですか?
(ハムとソーセージは食べるベジタリアンです)
美味しい空気と供に平らげました。
denali-gold-tours[2]
 このツアーに参加してお金持ちになる?

砂金探しは儲かるか?

到着して私たちが写真を撮っている間に、
リッチは砂金取りの準備をしてくれます。
砂金取りようの皿(パン)とバケツ、
ショベルや長靴を用意してくれました。

まずは長靴に履き替えて準備が整ったら、
リッチについてバケツとショベルを持って、
川の岸にある泥を集めに行きます。
集めた泥を笊の中に入れたら、
その下に別のバケツを置いておきます。
笊に水を入れて少しづつ流しながら、
大きな石を取り除いていきます。

バケツの中が小石と泥だけになったら、
いよいよパンニングの始まりです。
お皿にその泥を少し入れ、
回しながら水で泥を流していきます。

砂金は水や泥より重いので、
流すと皿の底に残ります。
金色に光る粒が見え始めたら砂金です。

指先にわずかにつく砂金。
その重さがどれ程あるか分かりませんが、
5~10粒の砂金が見つかりました。
見つかった砂金は小瓶に入れて、
持って帰ることができます。

たまには大きめの砂金もあるようですが、
殆どはゴマ粒の半分もないような大きさ、
光っていなかったらゴミですね。
氷河から流れ出した川の水は冷たく、
ここで毎日砂金探しをするのも辛いです。

食料品が買えるところは、
来るまで何時間もかかる遠い所にあるだけ。
そこまで行く燃料を経費として考えたら、
一攫千金を狙うためにここにいても、
あまり儲からないと思いました。

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 砂金探ししてみる? by trioadvisor

Cache Creekの砂金は「神さまの隠しもの」

途中から未舗装のピターズビルロードを
車に揺られて1時間ほど走っていくと、
今回の目的地の到着します。

Cache Creekは幅5m以上はあり、
日本で言ったら川の領域に入りますが、
広い割には浅瀬が多いようです。
比較的水量の多い流れでも、
川と呼ばれる物に比べたら小さいです。

発音だけ聞いているとCashと間違いそう、
金が見つかったからCash Creek ではなくて、
Cacheには隠し場とか貯蔵品、
そして隠してある貴重品という意味があります。

まさに金は神さまが地球に隠した貴重品、
アラスカの原野に隠してあるなんて、
ロシアの毛皮ハンターたちは知る由もなく、
アメリカに売ってしまったのです。

ここに来るまでは人里離れた所で、
誰もいないかと思っていたのですが、
ちょうど夏休みに入ったこともあり、
キャンピングカーをいくつも見かけました。

よくこんな車で来れたなと思いますが、
道路には砂利が入っているので、
タイヤを取れることはないかもしれません。
それでもちょっと中のトレイルに入ると、
4WDの車でも装備をしたり、
仲間と連れ立って行かないと危険だそうです。

ここにはキャンプ場もなければ、
電気なんてもちろん通っていません。
食料は自分で持ってくるしかないですね。
川の水は安心して使えるようです。

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砂金探しができるCache Creek by tripadvisor



砂金探しツアーに参加する

このツアーはまずトラッパークリークまで来ると、
ハイウェイ沿いにあるガソリンスタンドで、
トイレストップの時間をとりました。
これから先まともなトイレはひとつもありません。
コーヒーや軽食を楽しむこともできます。

ピーターズビルロードの道路の両側には、
昔入植した開拓団の人たちの住居があります。
現在農業をしている人はいませんが、
夏の季節と冬の季節は温室を利用して、
家で食べる野菜を作る人も多いです。

約6マイルの地点がムースクリークです。
この辺りまでは民家も点在しています。
ハイウェイ沿いは電気も通っていますが、
少し中に入ると電気も水もありません。
ソーラーとラジエーターで発電しています。

いくつか宿泊可能なロッジもありました。
この辺りはデナリ国立公園の南側に当たり、
デナリが良く見える場所が数か所あります。
ハイウェイや公園内から見るよりきれいですね。
もちろんリッチは写真ストップしてくれました。

時には道路沿いに野生動物が見られます。
私たちは幸運にもムースを見ました。
私は見慣れているムースですが、
アラスカに数日しか滞在しない観光客は
野生動物が見られるだけで興奮しています。

未舗装道路になるとガタガタで、
車は左右に結構揺れることもありました。
車に弱い人は酔い止め薬が必要ですね。
でもデナリの素晴らしい景色が見られ、
これから金探しともなれば、
このツアーに参加する価値はあります。

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     途中にはこんな景色も


金が見つかったピーターズビル

Black Bear ATVには一日ツアーもあります。
その場で申し込むことはできませんが、
1日65マイル(約105km)を走ります。
このツアーでは元金鉱山があった
ピーターズビルへ続く道路を利用します。

私は実際にこのツアーには参加しませんでしたが、
舗装された道路はATVでは走れないので、
舗装された部分だけ平行するATV用の道を使い、
未舗装の所はそのままATVで走行するようです。

私はこの道路を通ったことがあります。
一応4WDでの走行を推薦していますが、
乗用車やキャンピングカーも見ました。
私は砂金探しのツアーで通りましたが、
その時は10人乗りのハイエースでした。

デナリゴールドツアーを催行しているのは、
この道路沿いに住んでいるリチャードです。
彼はアラスカ生まれのアラスカ育ちで、
金を探して採掘するプロスペクターをしていました。

現在は夏の間は砂金探しのツアーを催行、
息子さんと二人でガイドも兼ねていますが、
ツアーがないときやシーズンが終わると、
プロスペクターに戻るそうです。

トラッパークリークという地名の如く、
ハイウェイができる前は、
毛皮を取るハンターが来ていました。

そんなアラスカの荒野が一変したのは、
1898年砂金が発見されてからです。
数年後には金鉱がオープンしますが、
道路が完成したのは1920年のことでした。
当時はこれがデナリに一番近い道路でした。

Petersville3[1]
   ピーターズビル by wiki


アラスカの足 ATV

デナリ州立公園の近くには、
ATV用のトレイルがいくつかあります。
自分のATVを持ってきて
自由に乗ることが許可されています。

ATVは舗装された道路を走れません。
そのためにパークスハイウェイの横には、
ATVが利用できる道がつています。
もちろん舗装されていないし、
上り下りも道路より激しいので、
ATVに乗るにはコツがいりますね。

ツアーではガイドが先頭にいるので、
それほど心配はありませんでしたが、
良く知らないと道に迷ってしまいそうです。
ガイドは植物や動物について案内するだけでなく、
私たちがちゃんと後から付いてきているか、
怪我などしていないかと安全を確認していました。

比較的安全なツアーだと思うのですが、
ひと夏に何人か事故で怪我をしました。
割と太った年配の女性の人が多く、
多分ATVが転倒して怪我したのでしょうね。
一度転倒すれば、重たい乗り物なので、
骨折などの大きな事故が多かったです。

ATVツアーアラスカの何処でもやっています。
タルキートナでも2~3件ツアー会社がありました。
なかにはツアーに参加しなくても、
レンタルして乗ることが出来るところもありました。

シーズンの終わりごろになると、
中古のATVを販売していました。
まだ乗れてもツアーでは使えないようです。
これを買ってアラスカを縦断してみたいような、
でも雨が多いので長期では無理ですね。

getlstd-property-photo_rotated_90[1]
   ATVツアー by tripadvisor


ATVは自己責任ですよ

ATVのツアーが始まる前に、
「事故の際は自己責任」という同意書に
サインをしなければなりませんでした。
アメリカは何でも責任問題ですからね、
用紙に署名してもらわないと、
いざというとき莫大な費用を請求されます。

ヘルメット、手袋とマスクをつけたら、
それぞれにATVが当てがわれます。
リーダーを先頭に一列で行動するので、
経験者や若い人、男性を前に置きます。
そして一番最後も道に迷わないように、
なるべく頼りになりそうな人を置いてました。

一応雨靴も用意されていました。
雨が降っていない日でも
走っていると水たまりが沢山あって、
泥が跳ねたりすることも多いので、
雨靴に履き替えた方が安全です。

簡単な操作方法を教えてもらい、
リーダーの所まで走りません。
皆が揃ったら並んで出発しますが、
要所要所で止まって案内してくれました。

Black Bear ATVという会社名なので、
熊が見れるかと期待する人が多いですが、
観光客が来るピーク―シーズンは、
森の奥や山の上の方に移動するので、
熊を見るチャンスは少ないようです。

ブンブンブーンとエンジンをふかします。
走っているとそれほどうるさくもないけど、
何台もATVがやってくるのですから、
さすがの熊もその音に怖くなってしまい、
何処かに逃げてしまうそうです。

black-bear-atv-adventure[1]
   ATVツアー by Tripadvisor


ATVツアーに参加してみた

リゾートホテルから出ているツアーで、
私が初めて体験したものもあります。
それはATVと呼ばれるツアーです。
前輪駆動のバギーに乗るツアーですね。

アラスカと言えばアウトドア―が盛んで、
アンカレッジの都会に住んでいる人でも、
ボートや水上飛行機を持っている人もいます。
これは値段が高いので簡単に買えませんが、
ATVやスノーモービルは、
大きな子供なら自転車代わりに乗っています。

ツアーに参加したくても安くありませんが、
ツアーデスクで働いているとラッキーですね、
いつ空席があるか直ぐにわかるので、
時間があるときに参加してみることにしました。

リゾートホテルまで迎えに来てくれますが、
実際はホテルから30分ほど行った、
トラッパークリークで行われます。

シーズン中になるとパークスハイウェイの
マイルポイント105にある駐車場に、
ツアーを催行している会社のATVが、
コンテナに積み込まれていました。

オーナーの家はそれほど遠くありませんが、
毎朝トラックでこのコンテナを運んできます。
駐車場にそのまま置いていたら、
鍵を壊され盗まれる可能性もありますからね。

ATVツアーに参加できるのは16歳以上、
自動車免許を持っていることが条件でした。
ATVは2人で乗ることも可能ですが、
このツアー会社はそれを禁じていて、
必ず自分で運転可能な人のみ参加できました。

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   ATVツアー by Tripadvisor

Kesugi Ridge Trail

私がいたころはまだ完成していせんでしたが、
2016年に壊れいたトレイルを補修して、
Kesugi Ridge Trailが再オープンしました。
全長50km及ぶトレイルは、
デナリ州立公園のハイライトコースですが。
アラスカでも一番良いと言われています。

入り口は4か所あり、日程に合わせて、
好きな所から入り、出ることができます。
全部を歩くと早くて2泊3日、
通常3泊4日の行程が必要です。

どのトレイルヘッドもハイウェイから近く、
車を駐車しておくスペースもありますが、
バイヤーズレイクが一番充実しているので、
ここを含むルートをお薦めします。

私は荷物を背負って野宿をしながら、
ハイキングするつわものではありません。
そのために数日かかるハイキングは駄目、
何処かをベースに日帰りが一番です。

さらにローワートラブルサムクリークも入れると、
全長61kmのコースになります。
さらに1日延長しないと歩けませんね。

私はデナリウィルドネスハイクで
バイヤーズレイクからこの一部を歩きました。
湖から600m以上の高低差があるので、
歩きなれていてもかなりハードでした。
キャンプの荷物を持ってなら無理ですね。

高い所を歩くので眺めは良いですよ。
お天気さえよければデナリが見え、
朝焼けと夕焼けを楽しめるはずです。
でも寒さや雨具の準備は大切です。

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  こんな道を歩いてみませんか?


私のサバイバル方法は、、、

私はディスカバリーチャンネルで放送されていた、
Man VS Wild」という番組が好きでした。
日本では「サバイバルゲーム Man vs Wild
というタイトルで放送されていたようです。

ホストを務めるのは冒険家ベア・グリルス
イギリス軍特殊部隊SASで身に付けたスキルを
非常時にどう役立てるかを紹介する番組でした。
食料品も水も持たずに荒野に降り立ち、
一週間どうやってサバイバルするか、
その知識をたくさん教えてくれました。

あるときはロッキーの山の中だったり、
あるときはアマゾンのジャングルだったり、
そしてオーストラリアの砂漠ありと、
危険な動物や場所をしり込みすることなく、
切り開いていく精神に驚嘆したものです。

最悪の事態には「自分の尿が一番安全」と
それを飲むシーンもありました。
動物の死体にいる蛆は「タンパク質の宝庫」
と食べるシーンもありました。

私にマネできるかと言われたら「ノー」
「まずそんな危険な所に行かない」
というのが私の本音であることは確かです。

でも旅行中に飛行機が墜落したら、
何処に落ちるか分かりませんよね。
もし生き残ったら、どうするか?
サバイバルの知識は必要ですね。

多分一日で野垂れ死にするか、
必死になって生存し続けるか?
その環境にならないと分かりません。
私のサバイバル技術は、
そうならないことを願うことです。

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    あなたは火が起こせますか?



サバイバル知識「火のおこしかた」

デナリウィルドネスツアーはホテルに戻る前に、
ガイドさんたちが宿泊しているロッジによって、
お茶とてづくりのクッキーを頂きました。
ここでは外で暖を取りながらガイドさんから、
遭難した時のサバイバル方法について
簡単なレクチャーを受けることになりました。

アラスカは夏と言っても寒いので、
遭難した場合には「体が温めるかどうか」で
生き残れるかどうかが決まってきます。

ライターやマッチを持参するのは必須ですが、
もし使えなかった場合「どうやって火を起すか?」
「どうしたらその火を保つことができるか?」
その知識があるかどうかによって
サバイバル率がぐ~んと上がります。

木を擦り合わせて火を起すというのは
時間かかるので今日はやらないけど、
そのやり方だけは教えてくれました。

次に虫眼鏡などレンズを使うやり方、
もしレンズがないときは氷や、
水を入れたビニール袋でも代用できます。
太陽が出ていないと出来ませんが、
その日は皆で練習して火を起しました。

私が一番びっくりしたのは
9Vの乾電池とスチールウールでした。
ほぐしたスチールウールのそばに、
乾電池の突起部分を近づけるだけで、
発火しますが、燃えるものが必要です。
どんな条件でも火をつけることができます。

ファイヤースターターも必需品ですね。
これはマッチのように消耗することなる、
永久とは言えなくても長く利用できます。

alaska-nature-guides[1]
  火を起せるかが、サバイバルの条件



デナリウィルドネスツアーの方が面白い

リゾートホテルからのハイキングツアーで、
ちょっと足に自信がある人は、
デナリウィルドネスツアーがお勧めします。
私はシーズン中に何回か参加しましたが、
(と言ってもお天気が良い日を選んで)
折角歩くならこちらの方がお勧めです。

これはバイヤーレイクから山の方へ上ります。
距離としては6~9kmを目安にしていて、
その日の参加者の足並みに合わせて調整しています。
時間にして5時間近いコースなので、
出発前にナチュラルバーなどスナックをくれます。

途中で水を供給できるところはないので、
その日の天候に合わせて必ず持って行ってください。
途中に湖もありますが、水は飲めません。

ハイキングトレイルは結構濡れています。
アラスカの夏は雨が多いせいでしょうが、
全部乾燥したトレイルは少ないです。
ガイドさんはブーツを履いていました。
私は持っていないこともありますが、
履きなれたスニーカーの方が楽です。

バイヤーレイクから山の上の方へ、
350m以上昇っていくので、
気温差もありますが、体はすぐ温まりした。
途中から森林帯を越えるので、
デナリを含む山々がきれいに見えます。
お天気の良い日にはお勧めのコースです。

ガイドさんは熊に合わないようにと
大きな音がでる鈴を鳴らしていました。
大きな声でしゃべったり、歌を歌えば、
熊は驚いて逃げていくそうですが、、。
万が一と言ってもライフルは持っていません。
公園内では殺すのは禁じられていますからね、
いざというときは、ベアースプレーが頼りです。

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このツアーに参加すると、、by tripadvisor

バイヤーズレイクの旅行情報

バイヤーズレイクはパークスハイウェイの
マイルポイント147の所にあります。
アンカレッジからレンタカーするのが一番ですが、
車のない人はツアーに参加するのが一番です。

ハイキングツアーはタルキートナにある
アラスカネイチャーガイドがやっています。
紹介したツアー意外に個人の希望に合わせ、
カスタムメイドツアーをアレンジしてくれます。

カヤックやカヌーをレンタルしたい方は、
デナリサウスサイドリバーガイドが、
バイヤーズレイクにオフィスを持っています。
オープン時間に行けばいつでも借りれます。

リゾートホテルやゲストハウスが
バイヤーズレイクの近くにありますが、
キャンプ場も周辺にはいくつもあり、
テント用のサイトとRVも利用できます。
キャンプ場は先着順で利用できますが、
詳しくは州立公園のサイトで確認してください。

パブリックキャビンは3つありますが、
人気があるので予約は絶対必要です。
キャビンと言っても山小屋なので、
スリーピングバッグから食料まで、
すべて持参しなければなりません。

キャビンによっては4~8人で泊まれます。
テントサイトはひとつで20ドル位するので、
多人数で借りたらテントを張らなくてよいし、
雨の多いアラスカの天気も心配いらないので、
キャビンの方がお得だと思いますが、、。

ここまでアンカレッジから来たい人は
デナリ~アンカレッジ間を運行している
パークコネクションに問い合わせてください。

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      バイヤーズレイクにて



氷がぶつかる音がして

私が2回目に湖に来たときは、
パブリックエリアで働くシェリーと
送迎バスを利用してきました。
この時は自分たちで湖の周辺を
地図を見ながら歩くことにしました。

周囲約7.6kmのハイキングトレイルは
2時間足らずで回ることができます。
高低差があまりないので、
誰でも簡単にあることができます。

サイドトリップのトレイルもありますが、
そこには難易度と時間が書いているので、
それを見て判断するとよいでしょうね。

ちょうどそのころは湖の周辺に、
紫色のアヤメが咲き乱れていました。
まさかこんなところでアヤメが見られるとは?
日本よりやや小型ですが、色は濃かったです。

さらに歩いていると「カラン、カラン」と、
金属のような音が遠くから聞こえました。
鳥の鳴き声にしてはちょっと甲高く、
風の音にしては強すぎました。

その原因がすぐにわかりました。
溶けた湖の氷がぶつかり合って、
「カラン、カラン」と音がしていたのです。
ちょっと風鈴の音にも似ていました。
氷は少しづつ溶けて風に吹かれて、
湖が川に注ぐところまで移動したようです。

水に触ると殆ど0度に近かったですね。
カヌーから落ちたら心臓まひで
そのまま死んでしまいそうな冷たさでした。
この氷が解けたらアラスカも夏になります。

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  バイヤーズレイク by tripadvisor

レッドリーマンの狩猟小屋

アメリカ空軍に勤務していたレッド・リーマンは
任務で来たアラスカがすっかり気に入ってしまい、
退役後サーモン漁に従事するようになりました。
しかし漁業は夏の期間に限られています。
そのため秋には狩猟する人のガイドをして、
冬の間は毛皮の狩猟をするようになりました。

最初はアンカレッジ周辺で狩りをしていましたが、
そのうちにバイヤーズレイクまで足を延ばしました。
冬の間しかここでは過ごしませんでしたが、
罠にかかった動物たちを収集するために、
冬の間はこの周辺で過ごしたそうです。

その後結婚して子供を育てるために、
小屋を増築したり、別の場所にも建てました。
しかしパークスハイウェイが完成すると
文明の波が押し寄せてくるので嫌になり、
狩猟小屋を州政府に売り渡しました。

湖の周辺にはレッドの狩猟小屋がだけでなく、
他の人の狩猟小屋もあわせていくつかありました。
現在それらの小屋のうち修復されたものは、
パブリックキャビンとして借りることができます。

もちろん電気、水、ガスもありませんから、
自分で持ってくるしかないようですね。
夏は水は近くの川で組んで、
薪はキャンプ場で買うこともできます。
州立公園内ですから枯れた木を切って、
薪にすることはできません。

ハイキングトレイルもいくつもあるので、
数日はゆっくりと過ごしてほしいですね。
と言っても近くにスーパーもないので、
食料品だけはちゃんと持ってきてください。
熊に襲われないようにするために、
テントに食料品を保存しないのは常識です。

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   レッド・リーマンの狩猟小屋

バイヤーズレイクでカヤックを楽しみたいなら

バイヤーズレイクを堪能したいなら、
カヌーかカヤックを借りて、
湖に出てみるのが一番のお勧めです。
私も一度だけカヤックを借りました。

ツアーに参加するとスタッフが一緒に行って、
周辺の動植物や歴史について説明しますが、
ここまで自分の車で来て、
時間で借りることもできます。

アラスカには蚊が多いのですが、
カヤックなどに乗って湖に出ると、
風のせいかどうかわかりませんが、
蚊も少なくて、あまり噛まれませんでした。

でも風が吹くと水温が低いので、
常に厚着をしておくことをお薦めします。
ましてや倒れると水温は0度近いです。
雪解けの水がそのまま注いでいますからね。

もちろん自分のカヤックやカヌーを
この湖で楽しむことができますが、
モーター付きのボートは利用できません。
また水上飛行機の着水も禁じられています。

それはこの湖がサケの産卵場だからです。
ここまで一生懸命にやってきたのに、
オイルで汚染されていたら、
産卵しても孵化することができません。

マスはその昔から湖に生息していましたが、
パークスハイウェイが完成した時、
魚釣りに来る人が増えすぎて、
絶滅近くまでいったそうです。
今は期間も数も制限されていますが、
道路の完成は自然破壊にもつながります。

お天気の良い日はデナリを見ながら、
ハイキングやカヤックなんて
ここでしか楽しむことができません。

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    バイヤーズレイクのカヤック

バイヤーズレイクのハイキングツアー

バイヤーズレイクは小さな湖ですが、
デナリ州立公園では人気があります。
と言ってもリゾートホテルから歩いては行けず、
ツアーに参加するしかなかったですね。

ホテルから出ているのは、カヤックツアーと
バイヤーズレイクのハイキングツアーでした。
それぞれ別の会社がツアーを催行しているので、
出発は必ずホテルからになっていますが、
一日一度だけ両方を楽しむツアーもありました。

車があれば直接バイヤーズレイクまで行って、
カヤックのレンタルをすることができます。
スタッフのレクレーションを兼ねて、
湖まで行くバスが何度か運行されました。
でも休みの日となかなか重ならずに、
これに参加する機会はありませんでした。

そこでまずはハイキングツアーに参加することに、、。
何といってもデスクでツアーを販売する身となれば、
ツアー内容を体験して把握しておくことが大事。
人気のあるツアーだからこそ早めに体験しないと。

朝の勤務は午後2時に終わるので、
天気が良くてツアーに空席があれば、
仕事が終わった後でも参加できます。
予約リストに空席があることを確認して、
仕事が終わるちょっと前に予約しました。

一応お金は払わないのですが、
スタッフからツアーを申し込まれたら、
予約リストの下に名前を入れておきます。
後で何かトラブルになった時、
または事故になった時にリストが必要です。

そこに自分の名前を記入して、
一度寮に戻って着替えを済ませたら、
ロビーに行ってお客さんに変身です。
今日のガイドはベテランのスーでした。

byers-lake-nature-walk[1]
バイヤーズレイクのハイクツアー



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