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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

懐かしい卒業旅行

懐かしい卒業旅行は何時頃始まったのでしょうね。
多分バブルが始まった80年代後半だと思います。
その数年前までは円高不況でしたが、
不動産を中心に経済が拡大していきます。

円高と言いますが、円相場はどうだったのでしょうね。。
1985年初めには250円だったのが、
1986年末には160円になっていました。
1987年2月のルーブル合意でも歯止めがかからず
1ドル120円まで上昇しました。

円の価値が2倍にも強くなったらどうしますか?
やっぱり海外旅行に出かけたくなりますよね。
海外で買物すれば半額ですむ計算になりますよね。

航空券はまだそれほど安くありませんでしたが、
HIS(当時はインターナショナルツアーズ)が
格安航空券を本格的に販売し始めていました。
若者にとって海外もそれほど遠くありません。

就職してから海外旅行なんてお休みがとれません。
就職も内定しているし、勉強する必要もありません。
ゆっくりとお休みが楽しめるこの時期に
贅沢して旅行したくなるのもわかりますね。

貯金とかなく旅費が払えない学生のために
就職してから払うシステムもできました。
お陰で海外旅行の敷居も低くなり、
卒業旅行の企画が各旅行会社で始まりました。

Abロードを発行していたリクルート社のツアーや
地球の歩き方を発行していたダイヤモンド社のツアーが
引き金となって旅行会社もツアーを催行しました。

2~4週間の期間で欧米を中心に
観光と自由行動を組み合わせた
パッケージツアーに人気がありましたね。
もちろん自由旅行する人も増えていました。

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 日本旅行学生旅行パンフレット




署名にご協力お願いします。
さよなら原発1000万人アクション
World Traveler in Alaska

卒業旅行の学生さん

各都市で移動の後に観光がついていました。
翌日がフリーと言うパターンが多く、
自由行動を楽しめるようになっていました。

ヨーロッパはどの街も美術館、博物館の宝庫です、
建物を含めて見る物にことは欠きません。
街の銅像や橋に至るまで歴史が刻まれています。

ショッピングは意外や男性も楽しんでいました。
特に就職してからのスーツやアクセサリーを買う
おしゃれな男の子達が増えていましたね。

普段はブランド品に興味のない私です。
一般のツアーだと買物も指定のお店ばかりでした。
学生さんに付き添って買物するのは
ブランド品を知る良い機会になりました。
ひとりでこんなお店に行く勇気はありませんから。

私も働いていたとは言え旅行にはお金をかけません。
学生さんと一緒に安くて美味しい食事を探すのが、
その街での楽しみになっていました。
男性も多かったので地元のお酒を飲んだり、
一緒に踊りに行ったこともあります。

中には勉強一筋で学生時代を過ごした人もいました、
本当に世間に無知と言うのでしょうか、
学校や学生仲間以外の世間を知りません。
就職先も国家公務員と堅い職業です。

就職前に世間勉強をする必要もあります。
日本ではないから少しはハメも外せるでしょう。
仕事柄危険なことはお薦めしませんが、
旅行中に皆で楽しめたら思い出にもなるでしょう。

初めて海外旅行に参加した人も多くて、
私の体験を興味深く聞いて下さいました。
日本と言う社会だけを見て生きるのではなく、
世界に視野を向けて欲しいと思いました。

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    マドリッドのデパートby flickr



No more Hiroshima, No more Fukushima
核爆弾、原発、ウラン採掘廃絶を唱えて
World Traveler in Alaska

バブル時代の卒業旅行

ツアーの参加者が殆ど現役の大学生でした。
中には大学院の人もいたような気がします。
就職は殆ど決まっていましたが、
卒業が確定するのは旅行後でしたね。

国立、私立、一流、二流を問わずに
卒業、就職という同じ環境にいる学生さんが、
旅行と言う同じ目的で集まっています。

楽しかった学生生活とは言え、
テストなど苦しかった時もあるでしょう。
卒業を目前に控えて始めての開放感。
社会の荒波に飲み込まれる前に
最後の羽を伸ばせる機会でした。

滞在自由型の卒業旅行は往復の航空券と
最初と最後の宿泊代が含まれるコースでした。
周遊型は一般のパッケージ旅行と同じです。
観光、宿泊、たまに食事もつきました。

ヨーロッパでも一国や一都市滞在型もありましたが、
人気があったのは断然周遊型でした。
まだまだ海外旅行が旅費が高く
簡単には行けないヨーロッパでしたから、
行くからには全部見てみたいと思いたくなります。

就職してからすぐに休みももらえません。
ましてや長期の休みが取れるのはこのときぐらい、
そのために周遊型に人気が集まりました。

実際にどんな国に行ったか覚えていませんが、
イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、
スイス、イタリア、オーストリア、ギリシャを
回ったような記憶が残っています。
一カ国2~3日のハードスケジュールです。

夏にも学生ツアーがありましたが、
この時は会社を辞めたOLが多かったです。
ボーナスをもらったあとに自分へのご褒美、
思いっきり楽しめる時代でもありました。

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    ルーブル美術館 by wikipedia

卒業旅行ブーム時代

新年そして平成の一本目の仕事は
当時人気のあった学生のための卒業旅行でした。
当時の就職活動は10月頃に始まりましたが、
バブルに入っていたので青田刈りと呼ばれるように、
企業から早めに内定をもらう人が多かった時代です。

短期で海外旅行を楽しむ人もいましたが、
就職してからは長期旅行は無理なので、
2週間以上の旅行を楽しむ人が多かったですね。
ひとりや仲間と一緒に自由旅行をする人もいれば、
ツアーに参加する人もかなりいました。

リクルート、DSTなど自社の就職雑誌に広告を載せ、
提携したクレジット会社で学生ローンを組めば、
旅費がなくても就職してからの返金可能でした。
安定した会社に就職が決まっていれば安心ですね。
出世払いではありませんが先に楽しむタイプです。

丸井などのクレジット専用デパートが出現して
分割払いで買うことに抵抗のない世代でした。
貯めてから旅行するのではありません。
楽しいことを先に済ませてから後で払う。
若者の感覚に変化が生まれ始めていました。

冬のツアー客が少ないこのシーズン。
どこも学生ツアーに力を入れていました。
私は地球倶楽部のツアーで行くことになりました。
シーズンオフと言うこともありましたが、
三週間のツアーで20万円代、
現地の宿泊代と観光代だけでも元がとれますね。

バブルと言う経済発展の後押しもありますが、
就職は簡単でアルバイトもすぐに見つかる時代です。
会社を辞めてもその先の不安がありませんでした。

アルバイトをしながらでも簡単に
海外旅行を楽しめる時代になっていたので、
卒業旅行がブームになっていたのでしょう。
就活氷河期と言われる今からは想像できません。

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    ロンドン ピカデリー広場 by flickr

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