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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

生まれ変わったキャンプ場

シドニー周辺には無数と言って良いほど
大小、有無料のキャンプ場があります。
歩いていかないと到着できないところもあれば、
車で行けば誰でも利用できるところもあります。

大自然の中でキャンプするのは気持ちが良いですが、
トイレやシャワーがないと嫌だと思うのは、
決して私だけではないと思います。
私は宿泊にあまりお金をかけたくないので、
贅沢なホテルには絶対に泊まりませんが、
大自然の中で贅沢に過ごしたいと思う人は
お金に余裕があればたくさんいることでしょう。

以前はキャンプ場しかなかたニューンズに
そんな夢を叶えてくれるキャビンがオープンしました。
モダンな宿泊施設に泊まって
大自然を満喫することができます。
周りにいるのはキャンプの人ばかり、
学校が休みの時期でなかったら、
キャンプする人もいないかもしれません。

キャビンは全部で4つあります。
4〜9人まで宿泊できるようですが、
4人が宿泊できるキャビンで1泊120ドル、
冷蔵庫やシャワー、ベッドを考えると
決して高い値段ではありませんよ。

この数年後友人とキャンプしましたが、
そこは同じようなブッシュキャンプで
ひとり1泊20ドル取られました。
それを思うとこの値段は価値があります。

ニューズンホテルが経営していますが、
レストランなどはないので
食料品は買い出しておかないと
片道40km運転するはめになります。
何だかまた出かけたくなりました。

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   ニューンズホテル by NSWNP

埋もれた歴史を発掘すれば

この鉄道はオイルシェールを運ぶために引かれました。
シドニーから西に伸びる本線まで30km、
二つのトンネルと700mの高低差、
当時としてはとても高い技術だったそうです。

入り口には大きなシダがたくさんあり、
まるでジュラッシックパークの世界に入り込むようでした。
トンネルの中は暗いので電灯は必要ですが、
土ボタルを見るためには消したほうが見やすいです。
トンネルの中は現在小川のようになっており、
濡れやすいので靴のほうが便利ですね。

トンネルの中に入ると日本語が聞こえてきました。
ちょうどツアーの時間と重なったようです。
一日1台しかこないミニバスと重なるとは?
トンネル内で静かにするのが常識なので、
ここだけは日本語を話さないようにしました。

私たちは土ボタルはすでに何回も見ているので、
特に興味もありませんでしたが、
むかし鉄道が引かれていたとか
シェールオイルが生産されていたとかいう
忘れられた歴史に興味がありました。

実際にその場所に行ってみないと
わからない歴史はあちこちに埋もれています。
インターネットで簡単に調べることはできますが、
現地に赴くとその印象も変わってきます。
残念ながら鉄道とハイキングで
ここまで来るのは難しいです。
シドニーから170KMもあるので、
車でも片道3時間はかかります。

ここだけなら日帰りも可能ですが、
途中にあるブルーマウンテンや
ジェノランケーブ(鍾乳洞)もいれて、
一泊2日にすると余裕がありますね。

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   列車が運行していた頃の写真


土ボタルが住むトンネル

まずキャンプ場から川を渡ります。
橋はないので濡れる覚悟も必要ですが、
暑い夏だったので靴のまま入りました。

むかしオイルシェールを採掘していた機械や
建物の廃墟をいくつか見ることができます。
国立公園の中と言っても片付けることはありません。
残骸も歴史の一部には変わりありませんが、、。

そこから二つのルートがありました。
鉄道が引かれる前に馬車が通っていた道路、
傾斜がきつく登るには体力が必要です。
廃線になった鉄道のレール跡、
こちらは少し長い分傾斜も緩やかです。
もちろん私たちはこちらを選びました。

殆ど誰とも会わないようなコースで、
途中間違ったじゃないだろうかと心配になりますが、
所々にある案内のサインと地図で
何とか無事にトンネルまで行くことができました。

土ボタルについてはNZの旅でも紹介しましたが、
ヒカリキノコバエの幼虫のことです。
幼虫は洞窟などの暗い場所の天井に生息しています。
粘液を20〜30cm垂らしていますが、
尻から青い光を発して虫を誘い寄せています。

この光がとても幻想的で夜空の星のようです。
NZのワイトモケーブが一番有名ですが、
オーストラリアではゴールドコーストや
ケアンズでも見ることができますが、
ブルーマウンテン周辺でも見れます。

シドニーからツアーがでていますが、
遠いので参加する方は少ないようです。
ガイドの頃ツアーを販売していたのですが、
一度も来たことはありませんでした

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   トンネルの入り口 by NSWNP

キャンプ場からのハイキング

翌日はフライパンで卵を焼いて、
家にいるより大きな朝食を取りました。
雨が降っていないので野外で調理もできますが、
雨が降っていたら多分パンだけだったでしょう。
というより嫌気がさしてキャンプ取りやめですね。

お隣さんたちはコーンフレークだけでなく、
朝から肉やベーコンを焼いたりする
フルブレックファーストを楽しんでいました。
朝からご馳走になるつもりはありませんが、
こんな朝食だと私の胃がやられそうです。

すでに日差しも強くセミも鳴いていましたが、
今日はハイキングをする予定でした。
昼食用のサンドイッチを作って、
小分けにした飲料水を持って、
ハイキング出発の準備を整えます。

私はただ歩いてハイキングを楽しむだけ、
荷物を持つのは元山岳部友人の役目でした。
西日が暑くなる前に戻りたかったので、
先日買った周辺の地図とコンパスを持って
なるべく早めに出ることにしました。

ニューズン周辺にはいくつかトレイルがあります。
1時間で終わるような短いものから
数時間を要するコースもありますが、
中には一泊必要な本格的なコースもあります。
私たちは土ボタルが住むトンネルまでの
ハイキングトレイルを選びました。

以前オイルを生産していた頃、
ここまで鉄道が引かれていましたが、
廃線になると掘られたトンネルの中に
土ボタルが住み着くようになりました。
このトンネルまで往復3時間くらいのコースを
ゆっくりとハイキングすることにしました。

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    キャンプ場周辺 by NSWNP

キャンプファイヤーの薪

キャンプファイヤーの火をみていると、
自然と気持ちが和らぎますよね。
煙で洋服や髪まで臭くなるのは嫌だけど、
周りも臭いからあまり気になりませんね。

シャワーはないので昼間に泳いでいる人もいますが、
何と簡易のシャワーを持っている人もいます。
川の水を入れて冷たいシャワーを浴びるものから、
ゼネレーターでお湯を沸かすことができる、
本格的なシャワーを持っている人もいました。

キャンプに来るときに薪や
発電用のゼネレーターは必需品ですね。
私たちのように2泊ぐらいのキャンプではなく、
クリスマスからお正月にかけて、
1〜2週間ぐらいキャンプするそうです。

有料のキャンプ場は、シャワーやトイレ
さらに電気の設備もあるところもありますが、
ここは無料な分、自分で用意しないければなりません。
無料のキャンプ場を何度も利用する人なら、
これぐらいの投資は安くつくことでしょう。

山の中でキャンプをするなら薪は、
そこ辺から拾ってくればと思ってしまいますが、
国立公園内の木を薪に利用するのは
法律で禁止されているそうです。
皆んなが木を拾ったら薪が無くなるだけでなく、
拾うために自然を破壊することになります。

倒れた木は枯れて土地の堆肥となりますが、
そのサイクルを奪ってしまうだけなく、
木についていた種を燃やすことになると、
植物循環という自然のサイクルまで
奪ってしまうことになりますからね。
あまり考えたことはなかったけりど
公園の注意書きを読むと勉強になりました。

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    キャンプ場周辺 by NSWNP

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