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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

サンシャイントランジット

タルキートナ郊外にある
サンシャインコミュニティーセンターは、
大きな街にあるクリニック程度の、
初期と簡単な病気しか手当してくれません。
一応歯医者もありますが、都会から遠いからで、
入れ歯や差し歯などの治療は無理かもしれません。

病気をしている人は旅行には来ませんが、
年配者が多いと「いざ」という時もあります、
病院が出た場合には、一応車に乗れるなら、
ホテルのバンで病院まで搬送しました。
でもその時は請求しているのかどうか?
下っ端の私には関係のないことですね。

ホテルの従業員が病気になっても、
自分で行かなければなりません。
タルキートナまではシャトルバスを使っても、
そこからは歩くことは無理でした。

こんな広大なアラスカでも、
車を持っていない人がいるのでしょうか?
特に夏はホテルなどの季節従業員が多いので、
車を持っていない人はたくさんいました。

幹線となるパークスハイウェイから
タルキートナの街の入り口まで15マイル、
平日はミニバスが運行されました。

サンシャイントランジットは、
ウィローとタルキートナ周辺の、
車を買えないような低所得者や、
車を運転できないような人たちの、
足となるように作られたものです。

アンカレッジから離れているので、
通常の交通機関はありません。
学校や病院が離れているので、
家に車があったとてしても、
通勤に使うと、ほかの人は利用できません。
通学や病院通いのために作られました。

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    サンシャイントランジット



サンシャインコミュニティーヘルスセンター

タルキートナの街には小さな病院があります。
サンシャインコミュニティーヘルスセンターと言い、
都会のGPやクリックを兼ねています。

アンカレッジから200km近く離れているので、
そう簡単に病院に行くことはできません。
また広大な土地に拡散して住んでいるので、
少し人口が集まっている所に
このような施設が作られているようです。

一応地元の人のための病院ですが、
夏の観光シーズン中は、
ホテルの従業員や旅行者もお世話になります。
私も何度もお客さんをお連れしました。

医療保険の高いアメリカですが、
年配者にはメディケア―が適用されます。
旅行中は万が一のために、
保険に加入している人も多いようです。

最初この場所が分からずに行き過ぎたり、
曲がり切れずに通り過ぎたこともありました。
慣れてくると、手前で徐行できますが、
注意していないと看板を見過ごしてしまいます。

急患と重傷者は取り扱えませんが、
一応デンティストもあるようです。
入れ歯などは治療はできないかもしれません。

私も旅行保険に加入はしていましたが、
お陰でここの世話になることもなく、
ひとシーズンを過ごすことができました。
風邪も引いて寝込むこともなかったです。

最初のころは寒い所なので、
風邪などを心配して薬も持参しましたが、
その後は何も持たずに行くことにしました。

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サンシャインコミュニティーヘルスセンター


オフグリッドの家に住めますか?

デナリに住んでいた時には、
殆どがアメリカや海外からの出稼ぎばかり、
実際にデナリ近くの地元に住んでいる人たちの
話を聞く機会が殆どありませんでした。

タルキートナはデナリから離れていても、
アンカレッジからも160kmぐらい離れています。
これは都会の生活には程遠いので、
ずっと住んでいる人の話を聞くのは楽しいですね。

タルキートナの街には電気が通っていますが、
ちょっと離れると「オフグリッド」と言って、
全く電気が通っていませんでした。
皆ソーラーとラジエーターを兼用して
電源として利用しているようです。

でも道路がないところに住んでいる人は、
それこそ家の周りにある木を切って、
薪として利用する以外には、
火を使う手段が全くありません。

道路から入った所に自分の車を停めておいて、
冬はスノーモービルで移動できても、
夏は歩いて行くしかできないそうです。

デービッドの家に遊びには行かなかったけど、
家まで舗装されていない道路があるので、
4WDの車で行くことは可能なようです。
アラスカに住んでいる人には変わり者も多く、
タルキートナでも都会からだから住みたくないと、
あえて森の中の誰も寄り付けない所に
家を建てる人も多いようです。

氷河遊覧飛行では僻地にある家も見えます。
空の上からはほんのわずかな距離でも、
数キロ歩かないと道路に出れない所もありました。

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   タルキートナの家 by Zillow

夏だけホテルのスタッフ

デービットは50歳を超えていました。
夏はプリンセスで働いていますが、
冬はエアコンの取り付けなどの仕事をして、
少しだけ収入を得ているようでした。

夏の観光が主な収入であるこの町の住人には
冬のフルタイムの仕事を探すのは大変です。
冬だけ他の街に移動する人もいますが、
デービッドは冬でも好きだと言っていました。

ずっとひとり暮らしを続けていますが、
若いころに付き合った彼女との間に
ひとりだけ娘さんがいるようです。
一緒に暮らしたことはありませんが、
彼女が遊びに来るのが楽しみだそうです。
「写真見せて」というとお父さんの顔で、
笑顔で携帯の写真を見せてくれました。

彼が住んでいる家は「オフグリッド」
電気が通じていない所に住んでいます。
ソーラーを主な電源にしていますが、
不足分はラジエーターで補い、
冬は薪で暖炉を取ると話してくれました。

もちろん水道も通っていません。
飲み水は大きなポリタンクを持って、
近くの水源に汲みに行くそうです。
日常生活に必要な水はクリークから引きますが、
冬は凍って使えなくなることもあるので、
雨水をタンクに貯めていると言っていました。

「不便じゃないの?お金かからない?」と聞くと、
全然不便を感じたことはないそうです。
敷地内に熊やムースも来ることがあるので、
一応ライフルは家のなかにあるそうですが、
「まだ殺したことはない」と言っていました。

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   アラスカ山脈 by Tripadvisor


タルキートナオフィスのスタッフ

プリンセスクルーズの専用列車は、
タルキートナの町はずれにある駅を利用します。
ここは駅舎もプラットホームもなく、
線路の引き込み線があるのみです。

ハイウェイからタルキートナに向かう
タルキートナスプールロードから中に入りますが、
周辺には民家があるのみの静かな森の中です。

バスは最高10台は停めれる空き地があり、
雨の日にぬかるみにならないように、
たくさん砂利が敷き詰められています。
これだけでもかなりの費用が掛かっています。

タルキートナのオフィスに顔を出したら、
列車やバスが到着する前に駅に向かい、
バスが駐車する所にナンバープレートを置き、
到着を迎える準備をしなければなりません。

ベスとデービットはタルキートナに住む
タルキートナオフィスの専属スタッフです。
リゾートホテルに来るのは特別な時のみで、
夏の間だけこのオフィスで働いています。

ベスはオフィスのスーパーバイザーです。
夏の間だけばっちりと働いて、
冬は専業主婦をしているそうです。
娘さんが日本で英語の先生をしているので、
何度か行ったことがあるそうです。

ふたりは列車専属スタッフでもあります。
列車が到着するたびに駅に出かけて、
出発する乗客が無事に乗車できるように、
到着した乗客がシャトルバスに乗れるように、
寒い日も雨の日も外で働くことが多く、
大変な仕事だと感心していました。

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      アラスカ鉄道の線路

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