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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

ムースドロッピングフェスティバル

高山植物のシーズンが終わりに近づく7月中旬、
これから夏が楽しめるアメリカですが、
アラスカでは夏の終わりへと近づきます。

そのころタルキートナでは
ムースドロッピングフェスティバルという
ちょっと変わったお祭りが行われました。
1972年地元の若者たちが集まって、
この街を観光地にしようと考案したものです。

ムースの糞を集めて、硬くなるまで焼き、
それを番号が書かれた袋に入れて、
目標に目掛けて上から落とします。
地元の人や観光客はラッフルを買い、
一番近くに落ちた番号を持っている人が、
優勝の賞品をもらえるというものでした。

もちろんそれだけではありません。
フェスティバルに合わせて、
たくさんのイベントが行われました。
世界の変わったお祭りにも紹介され、
1000人足らずの街を有名にしました。

アンカレッジやアラスカのみならず、
夏の間キャンピングカーで来る人達は、
この祭りの時期を目がけてやっきました。
とても人気のあったお祭りですが、、、
2009年地元の若者が、
祭りとお酒で酔いしれてしまったのか、
川に飛び込んで死亡しました。

それ以来、その催しはなくなりましが、
形を変え、ムースを祝うパレードなど、
ムースフェスティバルとして残っています。
街の中を歩いていると、
ペンキで塗られたムースの人形を見かけます。

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ムースドロッピングフェスティバル by Flicker





白樺のガン「チャーガ」

もうすぐ平成が終わってしまいますが、
昭和40年代末頃から50年代始めにかけて
「紅茶キノコ」というのが流行りましたね。
健康食品の一種として人気がでたようですが、
未だかつて飲んだことがありません。

ここ数年アメリカやオーストラリアで
Kombuchaというよく耳にするようになりました。
始めは「昆布茶」と思っていたのですが、
これが姿を変えた紅茶キノコのようです。
でも何に効果があるのかははっきりしません。

白樺にはチャーガというキノコが生えます。
これはサルノコシカケの一種だそうです。
成長するにつれて白樺が枯れるので、
「白樺のがん」と呼ばれていました。

近年このチャーガが健康に良いと、
お茶として利用されるようになりました。
日本ではロシア産が輸入されていますが、
厳冬地アラスカ産のチャーガ
世界一抗酸化作用があると言われています。

そのまま紅茶として利用できるものもあれば、
チャーガの粉を紅茶に混ぜて飲むのもあります。
実際飲んだことがないので、
どんな味がするのかわかりませんが、
この粉はコーヒーやスムージーに
混ぜて飲んでよいそうです。

日本ではチャーガと呼んでいますが、
こちらではロシア語のチャガが
そのまま使われています。
タルキートナの白樺シロップ店でも、
このチャーガを購入することができます。

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    白樺のガン「チャーガ」



白樺シロップを試してみて!


アラスカシロップ&ワイルドハーベストは、
タルキートナ白樺シロップを生産しています。
1990年Quiet Lakeにある自宅で、
子育てをしながらこの仕事を始めました。
最初は200本の白樺でしたが、
利益の中から、植樹を重ねて、
少しずつ増やしていったそうです。

その家は道路から50kmも離れた、
内陸部にあったので大変だったようです。
2009年タルキートナに土地を購入、
現在、道路沿いに1万本の白樺があります。

毎年4月ごろから白樺に傷を入れ、
バケツをぶら下げて樹液を集めます。
現在は白樺の数も増えたので、
ポンプで集めているようです。

その樹液を少しずつ煮詰めていくと、
甘みのあるシロップになります。
40ℓの樹液から1ℓしか生産できないので、
白樺シロップは値段が高くなります。

ロシアやカナダでも生産されていますが、
全世界でわずか2万ℓしかならず、
この会社が6000ℓも生産しています。
世界一大きな会社かもしれません。

工場が地ビール工場の近くにあるので、
一緒に尋ねると良いですね。
生産工程を見るツアーに参加したり、
商品の試食もできるようになっています。

最近はその樹液をバーチウォーターとして、
野生のベリーを使ったジャムなど、
いろいろな商品も取り揃えています。
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  白樺シロップを収集しているところ



タルキートナのお土産って何がある?

タルキートナのお土産としては、
地元のアーティスト達が作った作品ですね。
タルキートナ煎餅も饅頭もありません。

5月末ごろから9月第一週まで、
青空市場が開催されます。
そこに行くとタルキートナを中心に、
アラスカの芸術家が作った作品を
購入することができます。

街の中にあるお店でも買えますが、
アラスカと名前が入っていても、
何処かほかの国で作られたものもあるので、
地元の人が作った物ならアラスカ製です。

ただ何処も似たようなアクセサリーや、
彫刻、焼物、そして絵画などがあります。
こればかりはどれとお勧めできないので、
気に入ったものを買うしかないです。

先住民の人たちが作った作品もあります。
アラスカ州の離れた土地に住んでいるので、
彼らのところまで行くことはできません。
観光客が多く訪れるところで、
契約して販売しているようです。

そんな中でちょっとユニークなのが、
白樺で作られた工芸品と
白樺シロップだと思います。

タルキートナは北極圏に近いので、
周辺で見られる木はスプルースか白樺。
その白樺からメープルシロップように、
樹液を集めて精選していくと、
おいしいシロップを作ることができます。

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    タルキートナの特産物

デナリの地ビール会社

デナリブルワリーのビール工場は、
街から20km離れた所にありました。
車のない私にはいく手段もありません。
ましてやここでアルバイトできません。

この工場ではビールは30種類以上、
ミード(蜂蜜酒)を2種類、
サイダーを2種類、生産しています。
ビールは季節毎に違うものを生産しているので、
好きなビールがいつもあるとは限りません。

ミードやサイダーは私がいたころはなく、
2,3年前に生産を始めたようです。
そして最近スピリッツの代表である、
ウォッカとジンの生産も始めました。

タルキートナには果樹園はないので、
アンカレッジ寄りの場所で採れたものを
ここまで運んで作っているのでしょう。
しかし距離もあるし、生産量も少ないので、
製品の値段は高くなるようです。

この工場ではビールを作るだけでなく、
工場見学ツアーもやっています。
オンラインでも申し込めますが、
飛び込みでも参加できるようです。

工場内にはタップルームがあり、
ここで製造されたビールを試飲できます。
有料の工場ツアーに参加すると、
ツアー後試飲もさせてくれます。

アルコール中毒者の多いアラスカ
アルコール生産にはかなり厳しいですが、
地ビールの人気が高まり、
小さな町でも生産されています。
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    デナリブルワリーのビール



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