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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

アラスカの州旗を考案した少年

ロシア人アレクセイ・チリコフが
1741年7月15日、陸地を発見したのが、
アラスカにおける白人の歴史の始まりでした。
その後カワウソ狩りをして
ロシアの領土して毛皮交易が始まりました。

1799年、ニコライ・レザノフは
パーベル1世から勅許を受け、
極東と北アメリカでの
植民地経営と毛皮交易を目的とした、
ロシア帝国の国策会社として
「露米会社」を設立しました。

クリミア戦争で負けたロシアは、
1867年にアラスカを売却しました。
その時の国防長官がスワードです。
そしてアメリカの領土になったアラスカは、
露米会社の旗に変わり
アラスカの国旗を掲揚し始めました。

1912年アメリカの準州になったアラスカは、
州の旗を作ることにしました。
一般公募には700以上の応募があり、
その中からスワードに住む13歳の少年、
ベニー・ベンソンのデザインが選ばれました。

彼が描いたのは北極星と北斗七星。
北斗七星は北の大地のシンボルです。
そして大熊座の中にありますが、
アラスカ生息するクマを表しています。
そして北極星は「北を目指す」と
アラスカの将来を意味しているそうです。

州旗は濃い青色ですが、
これは漁業資源が豊かな
アラスカの海を表しているそうです。
星は金色に見えますが、
ゴールドラッシュで栄えたアラスカ
その「金」とも重ねているようです。

はして13歳の少年がそこまで思案したか?
なんて私には想像できませんが、
スワード市の入り口に記念して、
アラスカの旗と彼の記念碑があります。
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    アラスカ州の旗 by wiki







スワードに貢献した日本人


私は移民者のひとりとして
先人たちの努力と功績を
他の人たちと分かち合う義務があります。
ブログを書き始めて調べるうちに、
知らなかった事実をたくさん知りました。

このスワードの発達に貢献した
日本人の方がいらっしゃいました。
大阪生まれの「Harry Sotaro Kawabe」
1906年わずか16歳で渡米、
シアトルで3年過ごしてアラスカに移住、
一角千金を夢見た金で財産を無くし、
スワードに移り、ビジネスを始めました。

1923年からしばらく日本の帰国、
その時結婚した奥さんが亡くなると、
またアラスカに戻り手広く仕事を始めました。
彼の会社はスワードの殆どを網羅しており、
そのおかげで街が発展したそうです。

1941年スワードの大火事発生、
翌年日本が真珠湾攻撃をすると、
彼を始めアラスカに住む日本人
すべて強制収容所に送られました。

終戦後、彼はスワードには戻らず、
再婚した奥さんとシアトルに移住、
そこで日系人のために活躍しました。
そのひとつが彼がシアトルに建てた、
日系人シニア用のアパートがあります。

1969年に亡くなりましたが、
その後も彼の寄付は続きます。
1978年この街の高校生だけが
利用できる奨学金制度を設立しました。

現在でも彼が当時経営していた、
建物の一部が保存されています。
また街の中には彼の功績を称えて
Kawabe公園が作られました。

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 スワードにあるカワベ公園 by wiki





アンカレッジからスワードへの行き方

最後にスワードに行ったときは、
友人とレンタカーで出かけました。
しかしあれから数年たっていますが、
スワード行きのバスも増えたようです。

アンカレッジとスワードを結ぶ足としては、
パークコネクションが一番便利です。
運行は5月中旬から9月中旬まで、
一日2便運行していて、1便は
そのままデナリまで行くことができます。

ACTというバス会社が新しく、
アンカレッジとスワード間を運行しています。
クルーズ船のゲストのトランスファー として
船が到着する日のみの運行となります。
トランスファーと一日観光がありますが、
料金も異なるので、確認してください。

スワードまで定期バスを運行しているのが、
スワードバスラインという会社です。
夏は一日2便運行しているので便利ですね。
ミッドタウンからの出発ですが、
5ドル別料金を払うと、空港や
ホテルからピックアップしてくれます。

そしてもちろんアラスカ鉄道もあります。
一日1便しか運行していないので、
スワードの滞在が短くなってしまいますが、
途中の景色も良いので、楽しめます。

スワードにはせめて1泊はしてほしいです。
アンカレッジを朝出発したら、
2日分まるまる楽しむことができます。
スワードから出ているボートにのって、
氷河や野生動物を見る時間もあります。

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キーナイフィヨルド国立公園 by Tripadvisor


スワードのおいしいクレープ屋さん

数年後に来たときこのスワードで、
おいしいクレープの店を見つけました。
アンカレッジから来るハイウェイと、
氷河の方に行く道路が交差する辺りに、
「Le Barn Appetit」はあります。

ベルギー生まれのイボンさんは
ドイツでは印刷工、アラスカでは船長。
世界中の海でダイブを楽しんだそうです。
ちょっと変わった経歴をお持ちです。

ニューメキシコ出身のジャネットさんとは
アンカレッジで知り合い結婚してから、
ここスワードに移り住みました。
ジャネットさんは学校の先生をしながら、
ふたつの会社を経営していました。

そして三人の子供が生まれると、
1987年ゲストハウスを建て、
アラスカで最初のクレープ屋を
同時に開業したそうです。

彼は足が悪いので、椅子に座って、
お客さんの前でクレープを焼くだけ、
準備から配膳まで奥さんの仕事です。
お二人はとっても仲が良くて、
ニコニコと笑顔を絶やしませんでした。

クレープはデザートのイメージですが、
ここでは朝食から昼食まで食事として
美味しいクレープを用意しています。
ただ量が多いのでシェアーしないと、
デザート用は食べられないですよ。

こんな温かみのある所で、
働きたいという思いがあります。
そしてクレープの焼き方を覚えたら、
何処かで開業できるかもしれません。
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    スワードのクレープ屋さん



帰りは列車に乗って、、、

アンカレッジ行きの列車は、
スワードを18時に出発します。
これならゆっくりと遊んでから乗れます。
列車は街のはずれから出ました。

スワードの市内を無料バスが運行しています。
5月中旬から9月下旬までのみの運行です。
20人乗りぐらいのバンが30分おきに、
街の中を運行しているので便利ですね。
無料ですが、チップは弾みましょうね。

中心地なら歩いたほうが便利ですが、
列車に乗るときは利用した方が良いです。
またクルーズターミナルまで行っているので、
ここから船に乗る人にも便利ですよ。

アンカレッジから列車で来て、
約7時間はスワードに滞在できます。
街を見るだけなら良いかもしれませんが、
やっぱり宿泊した方がゆっくり楽しめます。

列車でアンカレッジに到着すると、
提携しているホテルに泊まりました。
ここならスタッフ割引で1泊50ドル、
昨日のホステルより安いです。

翌日は朝一番のバスでホテルに向かいます。
と言っても私たちのホテルには止まりません。
タルキートナで降りて、街まで移動して、
そこからシャトルバスに乗って戻ります。

私はその日タルキートナ勤務してもらいました。
これならホテルまで戻る必要がありませんからね。
シェリーをバスで見送ると、
昼食を食べてから出勤しました。
2日間でしたが、楽しんだ小旅行でした。

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キーナイフィヨルド国立公園 by Tripadvisor

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