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地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

スノーウィー・マウンテンズ水力発電計画

スノーウィー・マウンテンズ水力発電計画
オーストラリア最大規模の公共土木事業で、
1949年に始まり、1972年に年に完成ました。

この計画の目的は、NSW州南東部にある
スノーウィーマウンテンズを源にするスノーウィー川と、
その支流ユーカンビーン川の水を
灌漑と発電に利用することでした。
そのためにダムとトンネルを組み合わせ、
そこから一部の水を、マリー川に流し、
一部の水は西方のNSWのマランビジー川に流ました。

これによって、NSWの中央部・西部に位置する
マリー川とマランビジー川流域の
灌漑システムに水を供給するだけなく、
NSW州、ヴィクトリア州、ACTに
電力を供給することが可能になりました。

この事業は、1949年に連邦政府が設立した
スノーウィー・マウンテンズ水力発電事業局に
よって遂行されましたが、
当時の技術としては『現代の奇跡』とも言われます。
戦後期の国家建設プロジェクトの目玉となりました。

最終的には合計160kmのトンネルによってつなげられた
17の貯水ダムと7つの発電所が建設され、
建設費は総額9億ドルに上ったそうです。

当時1ドル400円以上していたので、
3600億円以上かかったことになりますが、
1964年に完成した東海道新幹線の建設費に
相当するぐらいの大掛かりなプロジョエクトでした。

文章にしてもなかなかわかりにくいと思いますが、
オーストラリアの分水嶺は東海岸沿いにあります。
海沿いには雨も降り農牧業も可能ですが、
少し内陸部に入ると雨も少なくなります。

分水嶺の西側には広大な土地が広がっていますが、
半分砂漠のような乾燥した土地で
年間降雨量は300mmもありません。
毎年干ばつで農牧業に影響を与えています。

灌漑システムによって農業地帯になりましたが、
地球温暖化の影響を受けて、
現在でも干ばつに悩まされています。
水の配分量は政府によって決められますが、
農家にとって『水は生命線』になっています。

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スノーウィーにある水力発電所 by wiki

観光情報
マウントコジオスコ(オーストラリア最高峰)
マウントコジオスコ国立公園
オーストラリアのスキー場案内
http://www.snowholidays.com.au/ski_nsw.html

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