地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

ホテルに行く前にタルキートナの街へ

プリンセルのバスは番号順に並んでいます。
乗客は指定されたバスに乗り込みます。
移動の時は人数確認が大切です。
乗客を乗せたバスは一度タルキートヘ行きます。
そして街で降りたい人はそこで降ろします。

一度ホテルへ戻ったら何処へも行けません。
タルキートヘの往復に2時間はかかるので、
街で降りたい人は列車到着後が便利です。
天気の良い日は街に残る人が多かったです。

オプショナルツアーに参加する人は、
何処から出発か何度も伝えました。
特にその日にツアーに参加する人は、
間違えないように注意を促します。

ホテルから出発のツアーに参加する人は、
出発までにホテルに戻ってもらわないと、
ツアーに参加できなくなりますからね。

タルキートナ発のオプショナルツアーなら、
わざわざホテルに行く必要はありません。
集合場所と集合時間を間違えないように、
地図に記入してあげることもありました。

バスが駅から街に到着すると、
ツアー会社まで運んでくれたり、
誰かが迎えに来ると思っていますが、
スタッフの数も限られているので、
駐車場から歩いて行くのが基本でした。

私ただって初めてついた街で、
どうやってツアーに参加するのか?
もらったマニフェストだけでは分かりません。
特に年配者が多いクルーズの乗客だから、
何度か説明しないと理解してもらえません。

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  プリンセスのドームカー(展望列車)

列車がタルキートナに到着すると

クルーズ乗客用の専用列車は、
だいたい8~10両編成でした。
各車両ごとに観光案内するホストと
ドリンクをサービスするスタッフがいて、
さらに列車のマネージャーがいました。

機関車はアラスカ鉄道が運行、
そのためにトレインマスターも
アラスカ鉄道のスタッフが勤務していました。
彼はいつも山高帽とロングコートで
ホテルにいるドアマンにも似ていました。

専用列車ですから途中の駅で停まりませんが、
特別の予約があれば停まることもあります。
アンカレッジからタルキートナまで約4時間、
ゆっくりと走っていきました。

タルキートナと言っても専用の駅です。
アラスカ鉄道の駅は使用しませんでした。
と言うのはこの列車に乗るお客さんは、
ホテルからこの駅にバスで移動して、
30分前から待っていました。

乗り降り合わせたら800人以上、
たまに1000人近い乗客がいます。
そんなお客がいたら通常の駅では、
バスを停めるところもありませんでした。

プリンセス専用の駅は駅舎もありません。
もちろんプラットホームもありません。
引き込み線がある所でした。
トイレは簡易のトイレしかなったので、
バスの中を利用してもらっていました。

屋根なんてないので雨の日は辛いですね。
たまに風で傘が飛びそうな日もありました。
それでも傘をさしていては仕事になりません。
ドライバーも私達もレインコートだけでした。

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      タルキートナの駅 


専用列車に乗り込んで

私達がゲストサービスホストが乗車するのは、
専用列車が運行する日のみでした。
その頃は週に1本、今は週に2本あるようです。

アラスカ鉄道にも専用客車が連結されますが、
これはエスコート付のツアーが多いし、
人数も少ないので乗り込みませんでした。
それらのお客さんはアンカレッジに宿泊。
大抵はそこでオプショナルを申し込んだり、
タルキートナのオフィスでも申し込めました。

乗車すると鍵の束を3つに分けます。
自分の担当の客車に到着したら、
乗車しているホストが案内していない時に、
部屋別に鍵の入った袋を配ります。
各自の名前が書かれた袋の中には部屋の鍵と、
滞在中の予定表(マニフェスト)が入っています。

ホストが観光案内していない時マイクを借りて、
そのマニフェストの見方を説明します。
すでに申し込んでいるツアーは表記されていますが、
パンフレットを配り乗客の席ごとに、
オプショナルについて説明していきます。

オプショナルツアーを仮に受付しますが、
実際に受け付けるのは予約が出来てから、
列車の中からは電波が弱いので、
携帯で予約できるところも限りがあります。

予約を取ったら端末の機会を持ったひとりが、
乗客からクレッジトカードを預かり、
決済を終わったら予約完了になります。
マニフェストにツアーの出発時間と
出発場所を記入して終わりです。
本当はバウチャーを発行するべきなのでしょうが、
列車の中ではそんな時間もありませんでした。

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     プリンセス専用列車 


ウィッティアにクルーズ船が到着する日

バンクーバーからアラスカのウィッティアーまで
1週間かけてクルーズ船がやってきます。
朝クルーズ船が到着すると乗客は全員降り、
夕方新しい乗客を乗せて出港します。

なるべく空室を少なくするために、
予約は数年前から受け着けていますし、
空室があればラストミニッツで、
割引料金で予約することもできます。
船を動かすコストは全く同じですから、
ひとつでも空席がない方が儲かるわけです。

プリンセスクルーズの船が到着すると、
港から歩いて5分もしないところに、
プリンセスの専用列車が待機しています。
デナリとタルキートナ行に分かれており、
それぞれのホテルごとに乗車します。
基本タルキートナ行きの列車の乗客は、
私が働いていたホテルに滞在します。

列車専用のクルーが対応しますが、
私達ゲストサービスホスト(GSH)は3人
アンカレッジがから乗車して、
オプショナルツアーの案内をしました。

そのために朝6時にホテルを出発して、
アンカレッジまでバンで移動しました。
運転するのもGSHのひとりですが、
運転の時は往復運転することになります。
その時ゲストの鍵とタッグを持って行きます。

アンカレッジまで約3時間かかりますが、
まずはプリンセスのオフィスに行って待機、
列車が到着する30分ぐらい前に移動、
アンカレッジの駅でやって来る列車を待ちます。
ここで降りる人や乗車するゲストもいました。

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 プリンセスクルーズ by Princess.com




一番良い季節に行きそびれたけど

私は若葉が燃え出す頃が一番好きです。
カナダのバンフに住んでいた頃もそうでしたが、
寒い土地に住んでいればいるほど、
春と夏が短い期間でやってきます。

日本なら2月に梅の便りを聞いて早春。
そして桃や桜がすき始めると春が来て、
つつじや富士が咲くころに若葉の季節。
この間2~3か月近くありますよね。

ところがアラスカに来た5月初旬はまだ冬。
それから2週間ぐらいで早春から春、
さらに2週間すると新緑から夏と、
約1か月であっという間に変わります。
この間の躍動は私の心もウキウキします。

すでに人生で言えば秋に入っている私。
紅葉の見ごろとは言えませんが、
季節は生まれた春が大好きです。
心も体も青春に戻れそうな気がします。

アラスカの春は一瞬にして来るから、
余計に躍動感を味わえるのかもしれません。
そしてこの時期にアラスカにいれるのが、
自分にとっては一番幸せでした。

残念ながら今年はその時期を外して、
アラスカに行くことになりそうですが、
頭の中には美しく咲き乱れる花が、
今でも頭の中に残っています。

もう一度あの花を見れるように、
来年もいろんな仕事に挑戦します。
きっと誰かが何処かで採用してくれるよう、
来春にはアラスカに行けるように、
今年のうちに挑戦するつもりです。

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  デナリ国立公園 by Tripadvisor


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