地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

ガッチャマンの歌でお別れ

ミニバンに乗ってデナリを出発すると、
わずか4か月半の滞在が走馬灯のように、
次から次へと思い出されます。
冬に来て、春、夏、秋を過ごして、
すでに晩秋の装いのデナリ
冬はすぐそこまで来ていました。

あまりにも僻地にいたので、
アラスカと言っても見たのはほんの一部、
それでもアンカレッジとフェアーバンクスの
2大都市を見ることはできました。

またいつ来れるかわからないけど、
添乗員時代に何度も通ったアンカレッジ空港、
免税店の窓から眺めてデナリ(マッキンリー山)を
何度も何度も見ることができました。

アンカレッジ市内に滞在する人もいましたが、
私は大きな荷物もあったので、
そのまま空港まで送ってもらいました。

便は真夜中の便でした。
空港に到着すると知った顔がいくつもあります。
前日や数日前に出発したスタッフの中に、
今日空港から出発するスタッフがいました。

その中のひとりが中の悪かったマーク。
最後の「ガッチャマンの歌」で
仲良くなったとは不思議ですよね。
彼は前日にアンカレッジ入りしていて、
同じ航空会社なので再開を約束していました。

チェックインした後、彼に電話すると、
搭乗ゲートにいると言われました。
ゲートで再会するとバーに行き、
グラスで乾杯して二人で歌いましたよ、
「誰だ、誰だ、誰だ。空の彼方に見える影、、、」

Ted Stevens Airport
    アンカレッジ空港 by wiki

リゾートホテルを出る前に

いよいよリゾートホテルを出発する日、
この日も結構忙しかったです。
まず部屋を掃除しなければなりません。

次に借りていた毛布やリネンを
ランドリーまで持っていきます。
入寮の際に渡された用紙を持っていき、
ちゃんと返却したかチェックされます。

担当者がそこにサインをすると、
今度は人事に鍵を持っていきます。
人事の担当者が部屋を見に来ます。
用紙の注意項目にチェックします。

毛布やリネンを返却しなかったり、
部屋が汚れていたりすると、
最後の給料から天引きされます。
それぞれの用紙は料金表も兼ねていて
天引き分が一目できるようになっています。

鍵や社員証も返却忘れると、
天引きの対象になっていました。
こうやってきちんとしておかないと、
持って行ってしまうスタッフや、
寮に置きっぱなしにするスタッフもいるようです。

すべて問題なく終わると、
最後に用紙にサインをしますが、
そこに給料明細の送り先を書いておきます。
最後の給料と年度末に送られる給料の明細書が
たとえ海外でもその住所に送付されます。

私はロサンゼルスの友人が
いつも手紙を預かってくれるので、
すべての住所がそこになっています。
お陰で安心して受け取ることができました。

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     秋のデナリ国立公園

リゾートホテルに残るスタッフ

私が働いていたリゾートホテルはが、
オープンしているのはわずか5か月足らずです。
冬の間はしっかりと扉が閉ざされていますが、
この間、管理人として数人残ります。

ホテルの支配人を始めマネージャークラスは、
冬はアンカレッジのオフィスに移動します。
ピークシーズンは休みもないほど働くので、
シーズン終わりからクリスマスにかけて、
2か月近くはお休みをとるようです。

ホテルの営業は終了していますが、
6か月以上クローズするので、
掃除と後片付けを兼ねて、
2週間近くはスタッフが残っています。

残るスタッフはホテルの職種とは異なり、
それぞれ割り当てられた役目と仕事を
出発予定日までにこなさなければなりません。

客室だけでなく、寮の清掃が終わったら、
私用していた毛布やシーツを洗うだけでなく、
倉庫に全部終わなければなりません。
そのまま置いていたらたとえ冬と言えども、
カビが生えたり値踏みがかじったりします。

使用していた冷蔵庫をすべて空にして、
電源を切らなければなりません。
生鮮食料品はすべて使い切ります。
翌年まで取っておくことはできません。

それが終わると冬の雪対策で、
窓ガラスはすべてカバーします。
また誰も入れないように厳重に鍵を掛け、
翌年までドアを閉めることになります。
社員食堂は数日後に終わるので、
自炊できるスタッフでないと残れません。

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     秋のデナリ国立公園

リゾートホテルがクローズする日

アラスカクルーズシーズンが終わって、
リゾートホテルが完全にクローズするまで、
スタッフは次から次へと出発しました。
アンカレッジから飛行機で出発する人が多いので、
アラスカ鉄道で行く人が多かったです。

契約日までリゾートホテルで働くと、
会社が料金を払ってくれて、
アラスカ鉄道に乗ることができました。
でも運行日が9月の15日前後までなので、
その後はパークコネクションのバスを使います。
バスの運行日も9月20日ごろまででした。

その年のリゾートホテルのクローズは9月22日。
すでにアラスカ鉄道もバスも運行していません。
誰かの車の同乗するスタッフもいましたが、
私は送ってもらえる友人もいないので、
ミニバンを何とか予約することができました。

最後のお客さんがチェックアウトすると、
玄関に残っているスタッフ全員が並びます。
そしてありがとうの声で見送りました。
普段はそんな光景は見られませんが、
日本で見送られる光景に似ていますね。

それから私たちは最後の片づけに入ります。
使用していた機材を全部倉庫に片づけて、
掃除をしなければなりません。
すべてその日で終わらなければなりません。

スタッフはそれから二日以内に出発です。
片づけ要因として残るスタッフは、
全従業員の1割もいませんでした。
社員食堂も二日後に終わるので、
残るのは車があって自炊できるスタッフのみ、
後はマネージャークラスのみでした。


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     秋のデナリ国立公園




軍人のための特典が多いアラスカ

アラスカ州には人口の割に
軍の基地が多いと言いましたが、
アメリカに住んでいると、
軍人に対する特典が多いと思います。

私が育った熊本にも自衛隊の基地があり、
演習の度に大砲の音がしていました。
小学校建設の時は土地ならしに来たり、
台風で被害がでると手伝いに来てくれたりと、
自衛隊の思い出はいくつかありますが、
自衛隊に対する割引などありませんでした。

デナリ国立公園の入園に関して、
「ミリタリーアプリシエイションデー」があるように、
私が働いていたリゾートホテルでも、
現役軍人に対して割引がありました。
ホテルではアラスカ州住民に対しても、
ローカルディスカウントをしていました。

レストランで食べたり、お店で買い物しても、
ローカルディスカウントは殆どありませんが、
曜日によってはミニタリーディスカウントを
やっているお店がたくさんありました。

以前住んでいたラスベガスにも軍の基地があり、
車を買うと退役および現役軍人に
ミニタリーディスカウントをしていました。
その割引率がどれぐらいだったか忘れましたが、
新車を購入する際に1000ドル以上の
かなり大きな割引だったと思います。

空港によっては軍人のための特別ラウンジがあり、
私用で旅行しているときでも、
現役の軍人は自由に利用できるようです。
お酒まででるかどうかは知りませんが、
軽食、電話、シャワーなどの設備があるそうです。

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    アラスカにある空軍基地


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