地球ワーキングトラベラー見聞記

カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。

ドライフルーツシーズンは若者が多い

夏のシーズンは長いと言っても、
ドライフルーツが作れるシーズンは短いです。
その間はたくさんのボランティアが必要で、
スープシーズンの2倍ぐらいいるそうです。
そこで周辺の学校と協力して、
ボランティアのプログラムをやっています。

アメリカではボランティア
受領のカリキュラムに入れているところもあり、
強制的ではなくても一年間に何時間か
ボランティアしなければならないようです。

毎日違う生徒がくると指導も大変なので、
やはり一週間ぐらい滞在します。
先生も含めて50人以上はくるそうです。
そのために普段は使わない寮がありました。

見せてもらったけどそこは3段ベッド、
ユースホステルよりも悪い条件です。
一部屋に30人以上は入りましたね。

大人のボランティアには無理です。
天井にも使えそうな上段のベッドは、
年配者には絶対に寝れませんよ。
10代の若者たちばかりなので、
きっと楽しくやっていることでしょう。

金曜日は小学校や幼稚園の生徒が、
ボランティアに来ていました。
ハッキリ言ってあまり手伝いになりませんが、
ボランティアの重要性を小さいときから
教えるために受け入れているそうです。

アメリカの助け合いの精神は
豊かな人が貧しい人を助ける心ですが、
日本のような村の共同体とは
違った精神を学ぶことができました。

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     ボランティアする若者たち


夏はドライフルーツのシーズン

この施設の周辺には農場がたくさんあります。
私が行った頃もブドウやザクロがなっていましたが、
すでに出荷シーズンは終わっていました。

春になるとこの辺りの農場では、
たくさんの果物の花が咲き乱れるそうです。
杏や桃、プラムなどが多いそうですが、
とっても良い匂いだと教えてくれました。

夏になるとそんな果物が実り始めます。
果物として出荷するのは少ないそうで、
この周辺の街にはいろんな種類の
ジュースや缶詰工場がたくさんあります。

工場と言えど、質が悪いと却下されます。
枝から落ちた物も出荷できません。
そういった果物は鳥の餌になるか、
集めて肥やしにするしかありません。

それでもなかなか処理できないそうです。
堆肥になるまでに時間がかかるだけでなく、
余裕の土地もなければ、匂いもすごいです。
そこで腐れていない却下された果物は、
この施設に運ばれてきます。
そしてドライフルーツになるのです。

この周辺は夏は40℃近くまで上がります。
また雨もほとんど降らないので、
ドライフルーツを作るのに適しています。
そのドライフルーツは寄付された
ナッツや食料品と一緒に混ぜて、
ナッツミックスとして袋詰めになります。

これも袋詰めのスープ同様に、
大きな段ボールの筒に積み込まれて、
世界各国に送られていくそうです。

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    農場から寄付されたフルーツ

もう一週間残ります

サンディエゴのグループや
他のボランティアの人たちは、
それぞれ車で街に出かけたようです。
車があるというのは便利ですね。
私は誰かに誘われない限り、
食事を作ることもできませんでした。

この施設には売店がありました。
施設の名前が入ったTシャツや、
ボランティアの人たちが物や
手作りのバッグが売られていました。

サンディエゴから来たグループは、
お土産にたくさん買っていましたが、
私にもひとつと買ってくれました。
この売り上げは施設で使われますが、
私は自分では買う予定はありませんでした。

ここに来た記念に買う人もいれば、
施設への寄付金代わりに買う人もいます。
私がいない間にバッグと手紙を
そっとベッドにおいてくれた人もいました。

ミシガンは行く機会もないようですが、
サンディエゴならチャンスも多いです。
ましてやジャニスはシールズビーチ、
ロサンゼルス郊外に住んでいました。
皆と再会の約束をして見送りました。

大腸菌が出たと言ってもスタッフはいます。
どうするか?と聞かれましたが、
個人で来たボランティアの人たちは、
残る人もいたので、私も残ることにしました。

シドニー行きの航空券は予約していますが、
安いチケットで予約変更もできません。
ロサンゼルスに戻ってもすることもないので、
もう一週間この施設に滞在することにしました。

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    ボランティアする人たち


ボランティアの食事をどうする?

ボランティアの人たちに食べさせる食事を
調理できないというのは大きな問題です。
サンディエゴのグループはどうするか、
その日のうちにミーティングを開きました。

シャワーが浴びれない、水が飲めない!
年配の人たちは特に病気になりやすいので、
予定を繰り上げて帰宅することになりました。

同じカルフォルニアと言っても、
サンディエゴまで6時間はかかります。
その日の午後に出発する人もいましたが、
夜に運転するのは危ないというので、
翌日に帰ることにした人もいました。

ボランティア活動も中止され、
慌ただしい雰囲気に包まれました。
事務所では原因追求も必要ですが、
来週のグループをどうするか
リーダーの人たちが話あっていました。

施設にはいくつか井戸があるそうです。
ひとつが渇水した時に困るので、
2本あるけど、3本目を建設中だそうです。
メインの施設で使っている井戸から
大腸菌が見つかったそうです。

スタッフの住居で使用している井戸は、
問題がないので食事も作れます。
でもそこで皆の分を作るような
設備は整っていませんでした。

その日私はDTSの学生さんたちに
一緒に食事をするよう誘われました。
台所にある材料で調理するので、
食べにおいでよと言われたのです。

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   ボランティアした施設の台所



水道水から大腸菌が

サンディエゴから来たグループが、
ボランティアをしている週の半ば頃、
施設では大きな問題が発生しました。
施設の水道は何百メートルも堀った
地下水を利用していますが、
そこから大腸菌が出たというのです。

施設にはスタッフやボランティアを入れると、
100人以上の人たち滞在しています。
このような施設では定期的に
水道水の水質検査が義務付けられています。
最後の検査で大腸菌が発見されたという
連絡が保険局からあったそうです。

私達は毎日この水で調理された物を食べ、
そのまま飲料水として利用していました。
顔を洗ったり、歯を磨いたりしていましたが、
私が来てから誰も「お腹が痛い」と
訴えた人はいませんでした。

食堂に皆が集まると施設のリーダーから
保健局の連絡と健康状態について
詳しく説明と報告がありました。
早速先週来たミシガンのグループにも
電話を入れて訪ねたそうですが、
下痢などの症状はでていないそうです。

大腸菌が発見されたともなると、
その水で調理することはできません。
もちろん生水で飲むこともできません。
早速施設では大量の水を購入して、
それを飲むように言われました。

一度沸かせば菌は死んでしまいますが、
シャワーの時に口に水が入らないように、
うがいや歯磨き、手洗いなどは、
充分注意するように言われました。

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    ボランティアする人たち

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